2025年6月16日

ガバメントAI (仮称)

ガバメントAI」って名前を聞くだけだと、何か強そうな印象(笑)。デジタル庁が26年度中の使用開始を目指して開発している、政府のAI基盤らしいけれど、どうなるんでしょうか。政府内部の業務効率化が一番の目標だろうけど、個人的には各市町村に展開されて、住民がいろいろな行政サービスを受けるときに、事前にガイドとかある程度の申請受付まで代行してくれるような、エージェント的な機能を一番に期待したいですよね。

昔は、それこそ市役所に行かないと何も手続きが出来なかったけれど、最近では区役所とか行政サービスセンターでの手続きに、よく利用するサービスなどはコンビニのマルチ端末でも可能になり、かなり利便性は高くなっています。そういう書類の入手が効率化される一方で、未だに困るのが「こういう問題を市に問合せしたいが、どこに聞いたら良いのだろうか」という事が出たとき。一般的には「総合窓口」とかいう地方行政の入り口に問合せするんだろうけど、そこから担当部局に回されてさらにいろいろ確認をして、そこから別のところにまた回されたりする。最近ではFAQ集みたいな物を充実されている自治体もおおくて、浜松市のHPでもそれで助かることも多いのですが、頻繁に利用するわけでは無いのでたまに検索してみるとよく分からないことも。また、そこには「やり方」とか「担当部局」の説明だけなので、そこから実際に手続きしようとすると、別のサイトから申請書をダウンロードしたりとか、さらに手間がかかることも。

そういう作業全部を、最初にAIがインタビューをして申請者のニーズを把握して、そこから必要な情報提供や場合によっては申請手続きまでやってくれたら大変助かります。マイナンバーカードで個人認証まで出来るわけだから、そんなに難しいと思えないし。それに、そういうオンライン化されると、申請した事実やその内容の履歴が残るから、後から確認する場合にも助かります。以前市役所に電話でとある補修作業を依頼したことがあり、それが何ヶ月たっても進まないので3ヶ月ほどして再度電話したら「そんな電話は受けていません」とか言われて目眩がしました。 自分のスマホには電話した履歴が残っているので、電話をした事実は確実なんですが、その内容までは記録されていないのでなんとも説得力には欠けてしまいます。

最近区役所とか行政センターに行くと、仕事をしているスタッフの多くが所謂「派遣」というか、契約の職員の方が多くて、そうやってコスト削減はするけれど、行政の仕事自体は減っていないから仕事の大変さは以前よりも増しているような気もします。そういう場合は、一般企業ならばオンライン化を進めて、自分で出来ることは自分にさせるようにしていく物だけれど、行政の場合は扱う情報が情報だけに、そう簡単にオープン化してオンライン化してという訳にもいかないでしょうね。対面でもなりすましされる場合もあるわけだから、それがオンラインになったらますます大変かも。そういうところを、ガバメントAIがどんどん学習をして、逆にオンラインだからなりすまし防止に役立つみたいな環境が出来れば良い気がする。政府がやることだから、半分は期待していないけれど、それでも今の時代にデジタル化は必須なんだから、それなりの物を作り出してほしいとは思いますよね。

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