2025年5月1日

B787新ビジネスクラスシート

先日発表された、B787用の新エコノミークラスシート、新プレミアムエコノミークラスシートに続いて、6月のパリ航空ショーで新ビジネスクラスシートの発表を予定しているというANAHD柴田社長のインタビュー記事。現在では国際線の主流機材になっているB787ナノで、どの様なシートになるのか個人的に興味が有ります。

B787のビジネスクラスシートは、以前のB777で搭載されたスタッガードシート(Staggered Sheet) と同型のシートではあるけれど、体感的に狭く感じるんですよね。特に横幅は確実に1~2インチは狭くなっていると思うし、それ故に横のサイドテーブル部分も狭くなっていてちょっと使いづらい。まぁ、期待サイズがB777とB787では違うのだから、同じ物を入れたら通路が狭くなるだろうし、そこは仕方ないと思うけれど、もう少し横幅が欲しいところ。そう言う意味では、UAなんかの斜めに配置するパターンが良いかもしれない。

流石にB777の最新シートであるThe ROOMを入れるのは無理だろうなぁ。ただThe ROOMの様に前後を互い違いに配置すると、足下は狭くなっても背もたれ側は極端な話横幅倍になっても良いわけだから、かなり広くなった印象は受けるだろうなあ。調べてみたら、B777の胴体幅は5.86m、B787の胴体幅は5.49m、でその差は37cm。シートは1-2-1の4アブレストなので、1席当たり横幅を9cm詰めれば、B787でも1-2-1のThe ROOMッぽいシート構成は可能になりそう。The ROOMの場合、逆に無駄に横幅がありすぎるようにも感じるので、案外この手はいけるんじゃないだろうか。

とはいっても、この新シートの導入は早くても2年後位からだろうし、既存機材が更新されるのはさらにその先だろうから、まだまだ先の話ですよね。どんな新ビジネスシートが登場するんだろうか。

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