2024年10月19日

サベツデモーニング

日曜朝のTBS系列報道番組(?)のコメンテーター、法政大学前総長で名誉教授の田中優子氏の、高市早苗氏に対しての発言が物議を醸すことに。元々安倍晋三元総理に櫛としか思えないような発言を以前から繰り返していた人で、仮にも大学総長まで経験したような人がそう言う発言をすることが許されるのか凄く疑問。でも、東京大学の教授でジェンダー論の代表みたいな人も、言っていることと実際の生活・行動が真逆だったりしたから、彼らは「ビジネスはビジネス、プライベートはプライベート」と割り切っているだけなのかもしれない。

やり玉に挙がった高市早苗氏が、どちらかと言えばタカ派というのか物事をズバズバ言う系統の政治家なので、身内の自民党の中でも、味方も多いけれど敵も多いみたいなタイプだとは思いますよ。それは、野党側でも同様で、ある程度その発言や行動を評価する人も居れば、さらに嫌う人も多いだろうという事は容易に想像出来る。まぁ、よく言えば個性的、独特の政治観、悪く言えば唯我独尊、独立実行型というか。ただ、最近は余り聞かなくなったけれど、少し前にはアメリカの大統領のような強力なリーダーシップを望む声も多かったときがあり、そういう時代にはある意味ハマりそうな人材だとは思います。でも、そう言う独特な人材も、田中氏から見ると「安倍さんが女装した」と揶揄する対象になるわけで、まぁ女性の敵は女性という事が良く分かる発言。以前、森元総理が女性議員に対して同じような例えをした時には、徹底的に彼らもメディアも責めたけれど、今回はそんなことは殆ど無い。精々産経新聞が伝える程度何だけれど、問題としては同じですよね。

発言した場所は、10月13日に八王子市で「市民団体」主催の集会とのことだけれど、その時の写真がネットにも出回っているけれど、この八王子に立候補予定の野党候補者の実質的な支援集会な訳で、公職選挙法違反にならないのかという気もするけれど(選挙に関しての誘導がなければセーフなのかな)、その立候補者も以前は安倍総理のお膝元である山口で立候補して「私の故郷、最後の選挙」と連呼して落選したのに、まぁ舌の根も乾かないうちに。ここに立候補している自民党系候補の対抗馬として擁立されたらしいけれど、そんな怪しげな候補者に怪しげな支援者の発言が加わっても、地元の人はこの人に投票するんだろうか。同席した地元出身の「市民活動家」の女性も、同番組に良く出演していると思うけれど、結局はお仲間が集まって日頃の不平不満を吐き出して満足しているだけなんだろうな。そこで、ジェンダー問題を何か掛けいつしようとか、妥協点を見つけようとか言うことは考えずに、自分達の意見主張が正しいという固定されたゴールしか認めない人達なんだという事が良く分かる。真面目にこう言う問題に取り組んでいる人も多いとは思うけれど、結局は既存のメディアを中心に彼らが取り上げるのはこう言う極端な人達ばかりだから、外から見ているとああいう問題には関わりたくないと感じて、それ故にますますこう言う人達がその分野の中で力を持ち始めてどんどん自分達のやりたい放題の世界にして行くような気がする。

同番組では、少し前に「劣等民族」発言で出演自粛中の男性コメンテーターも居て、現在は「地上波出演自粛中」らしいけれど、今度の選挙特番のラジオ放送では復帰するらしい。それ以外の出演者にしても、立場が反対側の人が同様の発言をすれば徹底的に批判して追求するようなことを言っているのに、何を言われても批判されても馬耳東風。TBS社長も、それら問題発言は「番組外の事」と不問に付すようだけれど、それならば今後は番組外の発言に関しては他のどんな発言も同じように対応するのだろうか。「日曜の朝」という意味の番組名だけれど、今後は「サベデモーニング」とでも変更した方が良いんじゃ無いだろうか。

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