俳優の西田敏行氏が急逝し、またよく知る俳優さんが鬼籍には入ることに。自分達の世代だと、なんと言っても「西遊記」の猪八戒に、「池中弦太80kg」かなぁ。「釣りバカ日誌」は、漫画は読んでいたけれど映画は見たことがなかったですね。ヒット曲の「もしもピアノが弾けたなら」は、琴線に触れる名曲だと思うし、何となく憎めないキャラクターから、俳優としては黒幕的な怪しげな役なんかもこなしていたし、まぁ多才な人でしたよね。
生前の映像も昨日から色々な蛾されて懐かしく感じる場面も多いのですが、何かのインタビュー記事で、子供の頃はまだテレビがなかったので、父親に連れられて映画に行くのが楽しみで、と言うようなことを言われていました。世代的には一回りちょっと上なので、確かにまだテレビは普及以前の状態だったから、映画が唯一の娯楽であった時代だったでしょうね。後は書籍か。自分も地方にいたから、NHK以外の民放が充実してきたのは小学生位になったころかなぁ。自宅には白黒テレビだったけれど、物心着いた頃にはあって、良く祖父などが大相撲を夕方見ながら晩酌していたのを何となく記憶しています。いつ頃からカラーテレビになったのか、もう記憶に無いけれど、その頃には首都圏の民放のうち、TBS系列、フジテレビ系列がローカル局でネットされいて、日本テレビ系列とテレビ朝日系列のローカル局が出来るかどうか位だったかな。 それ以降は完全に「テレビっ子」状態でしたから、自分達の世代的には「テレビが娯楽」と言って良いだろうなぁ。そこに世代ギャップを感じますね。
まだ76歳で、今の時代決して「高齢」という年齢ではないけれど、報道されて改めて思いだしましたが、少し前からいろいろと疾患などで入退院とかしていて、それもあって関西の人気番組「探偵ナイトスクープ」の二代目局長も交代したんだっけ。でも、時々画面で見る表情とかは、ちょっとやつれた印象はあるけれど年齢相応にも感じて、そんなに急激に衰えていたようには感じなかったのですが。現在の報道では、就寝中に病死したようですが、最後はちょっと悲しいお別れになってしまいましたね。実は自分もそれなりの年齢になってきたので、夜電気を消して寝るときにふと「明日目が覚めるかなぁ」と思うことが時々あります。ちょっと疲れ気味だったりストレスが溜まっていたりしているときには、そんなことをつい思いつつ寝るので、寝付きが悪い気がする。とは言っても、毎晩練り前に身辺整理をしてから寝るわけにも行かないし...
映画しか無い時代を過ごして、そこから俳優座に進むというのは、今ではちょっと考えられないキャリアーでしょうね。自分達の世代だと、テレビの中のタレントさんや俳優さんに憧れて、芸能事務所とかに入ってというのが標準的なキャリアーになるのかなぁ。その後、スカウトキャラバンみたいなオーディション形式が増えて、そこから多くのタレントさんが生まれたのが、自分達よりも少し下の世代。更に進んで最近では、TiktokとかYouTubeとかのSNSやネットでそういうエンタメ系の情報が配信されて、そこから入る人が多いわけで、随分と時代も変わったなと改めて感じます。正直、そんなにファンというわけでもなかったし、出演作品を好んでみたわけではないけれど、やはり記憶や心の片隅に何は引っかかり個性的なタレントさんの一人だったことは確かだと思います。これまでの活躍に感謝して、ご冥福をお祈りします。
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