週明け月曜日に、史上最大の下げ幅を記録した日経平均は、翌日火曜日には今度は史上最大の上げ幅を記録して、下がった分のほぼ8割位を回復。4万円台までは、まだ5,000円以上有るので直ぐには戻りそうもないけれど、パニック売りも一日で落ち着いて、逆に下がった株の買い増しも増えているんでしょうね。今週はじりじりと上がって行くんじゃ無いだろうか。円ドルの為替レートにしても、一時は140円台まで円高に振れたけれど、直ぐにまた戻しだして昨日は145円台まで円安になってきているし。
株式関係のニュースでも、昨日の朝は前日の大暴落の様子を何度も流して、史上最大の下げ幅で個人投資家が大混乱みたいな感じのニュース報道でした。それがお昼になると、株式が爆上がりしているので、前日の爆下がりのバリューが薄れてきたのか、ちょっとトーンダウン。「爆上がり」も、その後午後の相場でもしかしたらまた下がるかもしれず、その時点では何となく「爆下がりの後に爆上がり」というのはリスクがある、みたいな雰囲気で、ちょっと奥歯に物が挟まったような言い方に感じました。そして、株取引が終わる午後の遅い時間帯からは、その史上最大の上げ幅のニュースにシフトして、ジェットコースターのような上げ下げを伝えているんだけれど、何となく今日はまた下がるんじゃないかという雰囲気も感じられて、なかなかはっきりとは伝えられないような様子。
街角でのインタビューでも、焦ってる人、様子見の人、これだから株式は恐いという人、一通りインタビューしていた様子だけれど、一日に何度も売り買いをして利鞘を稼ぐデイトレーダーじゃないんだから、本来の「投資」としての扱い方をもっとちゃんと説明した方が良いんじゃ無いかと何度も感じました。私も以前ネットでそういう言い方をしている話を聞いてなるほどと思ったんですが、株式はその会社を応援する目的の「投資」であり、その売り買いで利益を確保する様な「投機」ではない、と。勿論、長く保有してそれなりに利益を獲得するためには、そのための株式も上手く選択しないと、もしかしたら数年後には紙くずになってしまうかもしれないわけで、リスクはいつだってどこにでもある。ただ、最近の個人向け株式投資とか、私もやっているロボアドバイザーだと、有る程度リスク分散もするし事前にリスク評価をして個人の勝手な思いつきよりも確実な対策と投資をしてくれるだろうから、多分どこの会社を利用してもそれ程損することなく利益を数年後には獲得出来るんじゃないだろうか。昔は銀行の定期預金の金利も数%以上有り、10年とか20年預けておけばそれなりに金利がついて喜んだけれど、今はそんなことは期待出来ない分、別の方法も考えないと。
少し前に、株価が日々上がって行き、2万円を越え、3万円を越え、とうとう4万円を越えて、「日本経済も先行きが見えてきた」と喜ぶ人がいる一方で、それは一部企業だけの事で多くの国民はまだ定収入に困っていると言う人も多く存在しました。株価が全てを解決するわけではない事は事実だけれど、やはり株価というのは経済を表す中心指標の一つであることも事実だと思うんですよね。まぁ、だからこそ今回の様に突然大きく変動すると、どうしても右往左往する人も多く生まれてしまうのは仕方の無いことだろうけど。特に昔は、株式を持つこと自体色々面倒だったけれど、今はオンラインで簡単にできる時代だし、個人での投資も色々なところで勧めているわけだし、そう言う意味では政府ももっと経済安定するように努力はするべきだと思う。でも、今回は急に変化が生まれたけれど、ここ最近は徐々に上向いてきているし、今月は27ヶ月振りに実質賃金がプラスに転換して、やっと物価高に給与アップが追いついたと言われています。ただ、その理由は6月のボーナスの影響が大きいと言われているので、来月はまたマイナスに転じる可能性も大きいけれど、こういう刺激があるとその後は良い方向に行くんじゃ無いだろうか。何もなく一見平穏な時って、結構悪い状態になっているときにも気がつかず、気がついたときにはもう手遅れという時が多いけれど、こう言う突発的なイベントがあるとそこで一つ気持ちの振り返りと切替が出来るんじゃないだろう。そうプラスに考えたいですよね。
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