2024年3月4日

ANA@富士山静岡空港

地元にいながら殆ど利用する機会の無い「富士山静岡空港」ですが、コロナ禍の影響がやっと無くなり始めて、運航本数も復活しつつ有る中、ANAが元々就航していた静岡-沖縄/新千歳便を段階的に復活させるというニュース。まずは3月中の春休みシーズン限定ですが、7月1日からは毎日運航に戻るとの話し。なんせ空港開設時からの路線ですし、メジャーキャリアーでは静岡空港に就航する唯一のキャリアーでもあるし、限定運航で路線維持の状態からそれをデイリーに戻すというのは大きいですよね。

静岡県と言うは、東京と大阪の中間にあるので、正直ちょっと中途半端な位置であることも事実。ドル箱の羽田路線を運航するには近すぎるし、ほぼ日本のまん中当たりにあるから、遠距離路線で乗客獲得するというのも難しい。そう言う意味では、幹線路線で勝つ遠距離と言う、静岡-新千歳、静岡-沖縄、そしとFDAの静岡-福岡あたりが需用としてギリギリなところだろうか。JALが、空港供用開始前に撤退してFDAがコードシェアの形で取りなしたわけだけれど、それを考えてもANAの存在感は大きいと思います。

昨年、初めて富士山静岡空港を利用して、FDAの静岡-福岡便に搭乗しましたが、これまで自分が利用したことのある幹線空港と比べると、やはりかなり小さい印象は否めない。今は運休しているけれど、コロナ禍前は地方空港としては珍しい、国内線利用者数よりは国際線利用者数の方が多いという不思議な空港でもあるわけで、そう言う意味ではもう少し工夫してやれば、近距離国際線空港として面白い存在になりそうな気もするんですが。今でも思うけれど、富士山を眺めながらの離発着って、かなりの「ブライスレス」な付加価値だと思うんですよね。後は、空港の周りには空き地が幾らでもあるんだから、国内最大規模のCOSTCOを誘致してみるとか、アウトレットモールとか、やはり空港利用以外でもあの周辺に出かける理由が欲しいですよね。

色々な記事を見てみると、国内線利用者数はコロナ禍前を上まわって来ているらしい。ANAの静岡-沖縄便も好調と少し前のローカルニュースでも伝えていたし、コロナ禍後の旅行需要増加に助けられているらしい。それもあって、これから暖かくなると今度は北海道旅行の需要が大きくなるので、そう言う意味ではANAの運航再開・デイリー復帰は正しい判断なんでしょうね。後は、その国内線以上の利用者数がある国際線がどれだけ復活するか。以前は中国路線が殆どだったけれど、今は確かまだゼロじゃ無かったかな。中国便の復活は、まだまだ厳しそうなので、東南アジアからの路線開拓をしているみたいですが、頑張ってほしいなぁ。富士山静岡空港の場合、空港を利用しても静岡県を通過するだけで地元への還元が少ないと問題視されているけれど、其れ以前に先ずは空港利用者を増やすことの方が重要。国内経済も上向いてきたし、今年は復活してほしいですよね。

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