考えてみたら、余り海産物を食べる印象のないアメリカ人でも、サーモンや海老(ロブスター)と並んで「帆立(Scallop)」は、結構どこのレストランに入ってもメニューにあった気がします。シーフードレストランならば、まず有るんじゃ無いかな(帆立のバター炒めとか)。また、アメリカだけではないけれど、中華系の移民や滞在者も多いので、中華料理の食材としてもニーズは結構有るのかも。ステーキハウスのメニューでも、肉を食べない・食べられない人用に、シーフードメニューも幾つかありますが、やはりサーモン、ロブスター、帆立というのが三本柱な気がする。そう言う意味では、結構馴染みのある食材なのかもしれない。
「アメリカのホタテ料理」に関しては、未だに鮮明に記憶しているのが、丁度10年前に訪問したフロリダのWDWのDolphine Hotelで食べた「ステーキのホタテ乗せ(笑)」。アメリカではこれが最初で最後と言っていいくらい、絶妙な火加減のホタテが、ステーキの上に乗って出てきて、最初は「????」でしたが味はバッチリでした。良くフォアグラをステーキに乗せますが、個人的にはあれよりは100倍美味しいと思う。実は今回のホタテのニュースを聞いた時に真っ先に思いだしたのも、このホタテ料理でして、ああいうメニューがアメリカにもあるのだから、ホタテの需用もあるんだろうなぁと勝手に想像していました。ところで、その10年前の記事によれば、このホタテとステーキのメインに、魚料理も注文して、さらにグラスワイン2杯飲んで、Tax/Tips込みで当時はUS$65だったんだぁ。調べてみたら、2013年1月頃のレートって、US$1=90円位なんですよ! 日本円で当時なら5,600円位。今だと10,000円近くになりますが、それでも安いと思うなぁ。料理がUS$15×2品で、ワインもUS$6位なのかなぁ。で、Taxが15%でTipsが15%だと大体それ位になりますね。良い時代だったなぁ、あの頃は。
中国としたら、アメリカへの加工貿易のチャンスがなくなることよりも、面子を潰されたことの方が大きいんじゃ無いだろうか。国内の食材調達としてならば、ベトナム当たりから素知らぬ顔をして輸入すれば良いのでそんなに問題無いと思うけれど、国内の加工業者は仕事がなくなるわけだから大変かも。前回のレアメタルの時もそうだけれど、暫くして「日本から輸入再開します」と言っても、もう中国に回せる分が無くなっているかも。中国としては、日本へのプレッシャーのつもりだったんだろうけど、結局同調するのは北朝鮮とロシアだけという状況では、逆に中国が恥をかいたような状況ですよね。だからこそ、面子を潰された(自分で潰したんだけれど)恨みは根深くなるかもしれない気がします。
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