2023年9月11日

富士山静岡空港とFDA (2)

初めての富士山静岡空港利用でFDA利用の今回の旅。正面の5番ゲートから出雲行きのFDAが出発して暫くすると、反対側奥まった場所にある6番ゲートから福岡行きの搭乗が始まります。 FDAは使用機材をエンブラエルの170/175に統一されているので、乗客数は80席前後。日本国内では、これまで搭乗した経験はありませんが、アメリカ国内移動では同型機種に何度か搭乗したことがあります。日頃はB777とかB787にB767と言った大型機に搭乗しているので、ある意味新鮮かもしれません。定刻15分前の08:45から優先搭乗が始まり、暫くするとシート番号10番から21番の後方座席の乗客の搭乗が始まります。機内シートは2-2の4アブレストなので、最大で40人位座るはずですが、その半分くらいの人がゲートを通過したところで、残り全員の搭乗開始となり私も機内に入りました。

機内は、単通路の小型機なので狭いことは狭いのですが、オーバーヘッドビンの取り合いになる事も無く自分の荷物もそのまま入れることが出来ました。機内持ち込みサイズを遵守して、いつも使用しているバッグよりも一回り小さなものにしたんですが、いつも使用しているバッグでも問題無かったかも。更にビックリしたのは座席間隔と座席下のスペース。座席間隔はANAの大型機の普通席間隔よりも確実に広いです。私がANAの普通席に座ると、膝が前の座席のポケットに当たるかどうか位の間隔ですが、このFDA機だと膝と前の座席の間に握りこぶし二つ位入りそうな間隔があります。ANAの座席のような前後の圧迫感が全くありません。また、座席下のスペースも広くて、上に上げたバッグをそのまま置いても問題無く収納出来そう。位置によっては、違いがあるかもしれませんが、ざっと周りの座席を見た限りでは殆どの座席下は広くあいていそう。だから荷物を置かなければ足をのびのび伸ばしてまだ余裕があります。ほぼ定刻にドアクローズとなると、数分後にプッシュパクッが始まり、さらに数分後にはタキシングが始まりターミナル前のRW12へ移動。ドアクローズからは10分程で滑走開始となり福岡に向けて離陸しました。コンパクトな空港で小型機のメリットを十分感じた出発でした。この後、機内ではずっと寝て過ごすことに。FDAは、シャトレーゼの茶菓子と飲み物を配布してくれるのですが、これはリージョナルジェット/LCC系のコスト重視のキャリアーとしては珍しいのでは。福岡空港へは、海側のRW16から進入して着陸。3番ゲートに入ったのは定刻よりも随分早い10:25でした。予想以上にスムースなフライトに満足しての到着でした。

帰りは予想外の展開で予定よりも早めに福岡空港に戻ってきました。食事をしても18:30発の一つ前のフライトに十分間に合いそうなんですが、変更するには今の予約を解約して当日料金での買い直しになるので変更は諦めました。時間が余ったので、ラウンジで時間を潰すことに。いつもならANA Suite Loungeへ行きますが、今回はANA便では無くライバルのJAL系のキャリアー利用なので、ここでもカード会社ラウンジを利用することに。この時は5番ゲートが出発ゲートでしたが、更に反対側(南側)へ進んだところにある「ラウンジTIME/サウス」へ。結構広いラウンジですが、やはり出発ラッシュの時刻になるとかなり混雑しますね。一人、多分医療従事者と思われる男性が、かなりセンシティブな内容を酷い言葉を使いながら周りに丸聞こえの状態で電話をしていて、流石にラウンジスタッフが電話ブースへ行くように案内していましたが、ああいう医者が所属している病院へは行きたくないなあと感じます。ラウンジもざわついてきたし、ゲートも5番ゲートからさらにその先の3番ゲートに変更になったので、早めにラウンジをでて反対側のターミナル北側のゲートへ移動を始めました。

結構な距離を重い鞄を担いで息絶え絶えになりながら移動。ゲート前の空いているシートを見つけて座りながら搭乗開始を待ちます。一日の最後の方のフライトで、かつこの日は全国的に雷雨とかゲリラ豪雨見たいな予報もあり遅延を心配しましたが、幸いにも定刻通りの予定でした。往路と同じく、定刻15分前から事前改札が始まり、直ぐに10番よりも後ろの席の乗客の搭乗が始まりました。これも数分で全員の搭乗開始となり、私も中に入りやっと落ち着きます。満席では無いけれど、7~8割位の搭乗率でしょうか。それでも10分で搭乗完了して、19:25にはドアクローズ。数分後にプッシュバックが始まり、さらにタキシングが始まります。ここまで非常にスムースでしたが、離発着混雑ということで誘導路上で5分程待機することに。それでも定刻から10分少し過ぎ位にはRW16から静岡に向けて離陸しました。帰りは追い風になるので飛行時間は1時間少し。今回もうつらうつらしているうちに、着陸態勢に入る状況でした。着陸態勢に入ると、外も見えないしエアショーも使えないので、コンパスを出して見ていると、一旦遠州灘に出てUターンをして、RW30へ着陸するような感じでした。実際着陸して直ぐに左に離脱して誘導路へ出ると、直ぐ目の前がターミナルビルでした。到着ゲートは4番ゲートで、定刻よりは数分遅れの到着となりました。機外へ出てバゲッジクレームを抜けると、目の前がターミナルビル出口。この辺りもゲリラ豪雨があったのか、駐車場に止めていた車が結構雨まみれになっていてビックリしました。慣れない道で真っ暗な中、何とか空港から東名高速のインターチェンジまで移動し、無事に帰宅できました。

今回初めてFDAを利用しましたが、手軽で雰囲気も良いフライトでした。そんなに福岡に行く用事が無いのが残念なくらい。時間が合えば、富士山静岡空港を利用して、ふらっと福岡とか札幌とか利用してみるのも良いかも。FDAも、主軸を名古屋の小牧に移したのが残念ですね。会社経営上仕方の無い判断なんだろうけど。さて、次の利用機会は何時だろうか。また10年後かなぁ... (笑)。

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