2023年9月12日

モバイルバッテリーの活用

日曜日に福岡へ出かけた時、移動中や移動先で使用するためにノートブックパソコンも持参したのですが、この時にちょっと悩んだのが「電源の確保」。いつもの仕事での移動ならば、ACアダプターを持参すれば何の問題も無いのですが、今回は飛行機や電車での移動が多くて、新幹線移動の時のように車中でのACの確保や、使用機材の関係で機内での電源確保は期待出来ない状態でした。バッテリー利用でも多分一日持つとは思うのですが、この日は写真データのコピーとか編集とか、結構内臓バッテリーの消費も大きい事が予想されており、途中でローバッテリーになるのは洒落にならないよなぁと悩んでいたところ。

そこで思いだしたのが、モバイルバッテリーを久し振りに利用使用という事。 1年前に購入して、購入直後はそこそこ利用もしていましたが、やはり大容量のモデルを購入したので本体がそこそこ重量がある事と、ACコンセントがあればそちらを利用するほうが簡単と言う事も有って、最近はずっと引き出しの中で眠っていました。それでも、満充電状態のモバイルバッテリーならば、ノートブックパソコンをほぼ一回満充電出来るだけの容量がありますし、充電しなくても接続してそのまま外部電源としてパソコン利用も出来るので、場所を選ばずに利用出来る利点もあります。問題は空港のセキュリティチェックでちょっと引っかかるかも(持ち込み可能な最大電力内であることは確認済み)と言う事でした。実際、往路の静岡空港では背面に印刷されている使用部分が読みづらくて、係員の人が苦労していましたし、実は「〇〇Wです(※正しくは「Wh」)」と数値を読み上げて責任者に伝えていましたが、その数値が違っていたことは内緒です。

FDAのモバイルバッテリー機内持ち込み可能な最大容量は、ANA等と同じく160Whまで。私が購入して使用しているのは、Ankerの「PowerCore III 19200 60W」という製品。この製品には、残念ながら通過確認に必要な「Wh」の記載が本体にはありません。そこで計算しないと行けないのだけれど、その数式は、

Wh = Ah (定格定量) × V (定格電圧) 

私のモバイルバッテリーのパラメーターは、定格定量が19200mAh (=19.2Ah)で、定格電圧が5Vなので、

19.2Ah × 5V = 96Wh

となり持ち込み可能な範囲です。でも保安検査場の若い係員さんは「82Whです」と言ったんだよなぁ...  どこの数値を読み間違えたんだろうか。今後の事を考えると、テプラとかに印刷して貼っておいた方が良いのかなぁ。で、不思議な事に、福岡空港のスクリーニングでは何も言われずに通過しました。どちらもの保安検査場のX線検査の時には、ノートブックパソコン同様鞄からモバイルバッテリーを取りだして、パソコンと並べて検査機を通過させていました。

ここ最近、電動自転車の発火騒ぎとか、今でもモバイルバッテリー系のトラブルがあったりしたので、検査が厳しいのかなとも思ったんですが、そこは常識の範囲でそんなことは無くてホッと一息。トラブルの記事などを見ると、価格の安さに釣られて所謂「互換製品」を利用している場合が殆どだと思います。正直なところ、モバイルバッテリーの価格差で違いが出るのは、中で使用しているセルの性能・容量だったり、後安全装置関係の部分なんですよね。勿論、中には努力して低価格で高性能の互換製品を出しているメーカーも有るかもしれないけれど、余りに安すぎる製品のコストダウンをする部分としては、明らかに安全性を犠牲にしないとものは作れない。だから、安いものが欲しいと言う気持ちは良く理解出来るけれど、そこはちゃんと判断しないと痛い目に遭うと思います。再来週末も出かける予定が有り、その時には新幹線移動なんですが、またモバイルバッテリーにするかACアダプターにするか思案中。やはり場所を選ばずに利用できるモバイルバッテリーは、パソコン以外のスマホやカメラにも利用出来るので、その汎用性は得がたいですし。

 

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