2023年9月13日

A320 PW1100総点検

昨日航空クラスターで話題(問題)に成っていた、A320シリーズで使用されている「PW1100G」エンジンの総点検改修問題。PW1100Gエンジンに使用されている金属粉末に問題があり、世界的に数百機規模の対象機のエンジンを降ろして検査する必要が有るという大規模なもの。末年前にも、やはりPW4000のエンジントラブルで、この時にはB777シリーズが大きな影響を受けたけれど、今回は国内線や近距離国際線で広く利用されているA320ファミリーだから、前回くらいの影響はありそう。

国内線では、ANAの影響が一番大きいようで、このエンジンを使用している機材は33機あり、国際線用のA320netが11機、先日私も利用した国内線用のA321neoが22機という内訳。国際線用機材は、B787/767へ機材変更出来るらしいけれど、国内線の22機はそれが主流の機材だから置き換えるにしても大変そう。幹線空港ならば、B787クラスへの変更があっても離発着できるだろうけど、地方空港何かだとB787は勿論B767クラスの離発着出来るかどうかという所もありそうな気がする。またシート数でも、A321だと190席位だけれど、B737-800だと160席少なめで、B767-300だと270席と多すぎてしまう。座席数調整も課題になりそう。

確か前回のB777でのエンジントラブルの時は、ANA/JAL両方に影響したけれど、すでにB777の退役を始めていたJALは、それでも影響を最少化できたんですが、ANAはかなり長い間B777の運用が出来なくて大変だったはず。今回は、国際線への影響はそんなに大きく無さそうだけれど、国内線のやり繰りが大変そうですね。しかし、なんでANAばかりがこういうトラブルに遭遇してしまうのか。青組の一人としては不思議というか不公平感を感じるところ。

今年も9月に入り、ANAの国内線では後4往復を予定しているけれど、そのうちの1フライトで今の所使用機材としてA321が予定されているんですよね。まさかこのフライトが影響されるとは思わないけれど、来月に飛ぶ予定のものなのでどうなるかなぁ... その場合は、その復路で使用される予定のB737-800かな。ちょっと気にしておきます。

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