2021年2月22日

P&W4000エンジントラブル

昨日発生した、UA328便(DEN-HNL/B777-200)のエンジントラブル事故。離陸直後に右エンジンが不調となり、デンバーに引き返す途中でそのエンジンから発火し、外装のエンジンカウルなどが吹き飛ぶという大事故。その様子がtwitterにもアップされていますが、まぁ気が気じゃ無かっただろうなぁ。B777-200は2発(エンジンが左右に一つずつ)の機体ですが、エンジン一つでも飛行も着陸も可能。ただ、トラブルの右エンジンが仮に爆発したりとかすると、その破片が機体に危害を加える可能性もあるし、火が消えていないから消火機能も動作していない様子。

この事故に関係して今朝のニュースでビックリしたのが、国交省が同型機を使用しているANA/JALに運航停止させたという事。ANAが19機、JALは13機が今回のトラブル発生となったP&W4000系列のエンジンを使用していて、B777-200(3機)、200ER(11機)、B777-300(5機)が該当し、GEを搭載しているB777-300ER系(26機)はセーフなんだけれど、これってコスト削減の対象機になっていて、半数は2020年度中に退役予定になっているもの。もしかしたら、退役はP&Wの件が片づくまで延期されるのかなぁ。このニュース関連で知りましたが、昨年末にJAL機が沖縄でトラブルになったのも、今回と同型機とのこと。原因は、エンジン内のブレードが2個破損していましたが、P&W4000系列はブレードに問題を抱えているのか、あるいは何かのロット不良なのか。

ANAの機種構成を見ていると、今回の飛行停止対象は国内線使用のB777-200系列とB777-300で、全滅状態。近々には、B787系に振り替えるにしても、B777-300ERの国際線仕様機材を投入する事もあるんだろうか。現在の自分の予約状況を見てみると、半分くらいがB777-200/300系列の機材予定になっていて、これもこれから機材変更でシート変更にも影響するのだろうか。それ位なら良いのだけれど、フライトキャンセルになったら困るなぁ... 元々はUAのトラブル記事だったので、ちょっと興味を持っていたけれど、まさかそれがANAやJALにも波及してくるとは思わなかった。

P&Wとしても最優先で原因究明するだろうけど、それにも時間は掛かるだろうし、さらにそれによって改修作業が必要となると、下手をすると数ヶ月単位で運航停止と言う事になるかも。まだANAからは予約に関しての連絡は無いけれど、これから運航担当は大変な日が続くのだろうか。自分が利用する、HND-OKAだけでなく、HNDを起点にして、CTS、ITM、FUK等幹線を飛んでいるB777-200系列ですから、かなり影響は大きそう。影響が、最小限になる事を祈るばかりです。

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