2022年12月26日

24時間/365日記録する時代

JR東日本が導入する、駅社員へのウェアラブルカメラ。決して少なくない、駅構内でのトラブル時の状況把握手段として有効だと思うし、個人的にはこう言う仕組みは色々な場所で今後導入されていくと思う。

こう言う仕組みで一番今効果が出ているのは、ドライブレコーダーですよね。あおり運転等でのトラブル発生以前からの状況も記録されているから、これまでのように「言った、言わない」「やった、やらない」という水掛け論になってしまう部分が、かなり明確になって冷静な判断にも繋がる資料として今や欠かせない物に。また、自分のトラブル時資料だけでなく、例えば前を走る自動車がトラブルになった時に後ろを走る車のドライブレコーダーが重要な情報になる場合。あるいは、全く関係無い信号待ちの映像の端に、例えば強盗とか暴行事件の状況が映り込んでいたりとか、悪く言えば「監視社会」なんだろうけど、リアルタイムに様々な事象が記録されていることのメリットも大きいと思う。 

個人的にも、今自分の車には前後を記録するドライブレコーダーを取り付けているんですが、次に車を購入する場合には、前後は勿論、左右も記録できるような360度タイプのレコーダーを最低でも導入したいし、可能ならばさらに車内の様子も記録できる物が欲しい。さらにさらに可能であれば、外側にカメラが付いていて、外の様子も記録できるようなレコーダーなら完璧かも。そうなると、車の外観とか色々問題はありそうだけれど、カメラデバイスの小型化高性能化もあり、今の世の中はどんどん記録に残る時代になっていることは事実。別に、カメラによる映像だけでなく、例えばtwitterとかinstagram等によって、その人の行動履歴は有る程度把握出来る時代でもあるわけです。中には、リアルタイムに投稿しているわけではないから、時系列にその人の行動を判断出来るわけでは無いけれど、もう少し長いスパンで過去の履歴を再構築して行けば、結構行動パターンを知ることは可能何ですよね。あるいは、趣味嗜好とか意見や考え方の変化なんかも、年単位でデータを精査すれば分かると思う。そう言う意味では、今の時代は、意識的にも無意識的にも、様々な情報がどんどん蓄積されている時代で、多分その状況は今後ますます加速して行く気がする。

時々自分でも書いていますが、私もメガネに小型カメラを装着して、自動的に記録するような(勿論、本来のメガネとしての機能に影響無い程度に小型軽量目立たない物という前提)デバイスが生まれたら、多分自分のライフログデバイスとして使うような気がします。一つは、自分の行動を何か記録したいという「記録欲求」みたいな物が、多分誰にでもあると思うから。もう一つは、気に入った景色や光景に出くわすと、今ではスマホを取り出して撮影するけれど、今後は自動的にそこに視線を送れば、その記録が残るような時代になると、後から思い返す時にも予想外の場面とか記録に残されていて、また違った感動が生まれるんじゃ無いかと思うんですよね。さらに、買い物の記録なども、今は電子マネーとかクレジットカード利用なら履歴が残るけれど、現金利用の時でも「何時何処で何を幾らで購入したか」すべて記録に残るので、それをAIに食わせたら、税金の支払いとか控除とか、全て必要書類を作成して提出まで実行してくれる様になったら便利。常に見られている、と言う事を全員が意識し出せば、今よりは安全安心も増えるのでは。「常に見られているのは窮屈だ、人権侵害だ」と言う人もいるかもしれないけれど、別に見られても問題無い行動・行為をすれば良いだけの話しで、後ろめたさのある人がそう感じるんじゃ無いだろうか。個人的には、このJR東日本の取組が色々な形で広がることを期待したいですね。

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