私はtwitterのアカウントも無いし利用もしていないのですが、別にアカウント等なくてもネット情報としてツイート等は見ることは出来るので、色々参考にさせて貰っている立場。で、先日Elon Mask氏がTwitter社を買収して、大量の社員解雇をした影響で、どうもそれまで人為的に行われていたキュレーション作業が無くなりニュースフィードのトレンドが大きく変わり、かなり人為的捜査が影響して居たのではと言われています。いつも利用していればかなり実感出来るんでしょうが、間接的に利用している私ですらそう言う変化を感じています。実は、私が個人的に興味を持ってよく参照している人達のツイートやリツイートなんですが、以前は結構その手の批判意見や参照ツイートが多かったのに、Mask氏の解雇以降は殆どその手のツイートが消えたんですよね。つまり、そう言う人達がツイートする行動がなくなったという事で、間接的に私も「あぁ、そうだったんだ」と実感している次第。
Yahooがインターネットポータルとして大きくなっていた初期の時代にも、同様の問題は確か有りましたよね。Yahooトップに表示されるリンクが、どうも特定のサイトからに偏っていたり、特定の話題や分野に偏っていたりして批判が出たことがあったと思う。それ故にYahooや当時のポータルサイトは、自動化を進めたり、人員作業は(リソースの問題も合っただろうけど)、問題のある発言や禁止用語の監視といった方向になったはず。それだけ、人手でまとめて行くことは物理的に無理があったことは当時から分かっていたので、多分twitter側は大手メディアからのリスト情報は、そのまま使用していたんじゃ無いだろうか。超間接的に利用している自分ですらそれだけの変化を感じるくらいだから、直接のユーザーはもっと実感しているんでしょうね。
一寸気になるのは、アメリカで今まさに進んでいる「中間選挙」とその後の影響。2年前には当時のトランプ大統領が僅差で敗れてバイデン大統領が誕生した訳ですが、当時twitter社が意図的に情報を隠しているとトランプ氏は批判していました。実際はどうだったかは分からないけれど、今回の変化は少なくともトランプ氏には追い風になるような気がします。まあ、中間選挙は何時でも現職大統領には不利で、多くの場合は野党側の政党が議席を増やして、ねじれ現象を生むことが多いように思うの。今回も、上院は民主党・共和党拮抗して居るけれど、下院は野党の共和党が優勢らしい。上院にしても、ほぼ確定して居る議席数では、やや共和党有利らしいので、場合によっては上院・下院ともに共和党が多数を奪い、残り2年間議会と大統領がねじれた状態になるかも。そうなると、そうで無くても不安定かな世界の現状がますます混沌都下ものになってしまいそう。
例えば、光回線を提供しているNTTが、物理的な回線接続だけで無く、その上を流れる情報にまで関与しだしたら、多分誰もが問題と考え始めるのでは。まぁTwitterの場合は、その「情報」が光回線で言うところの「パケット」になるから、情報を某かの方法で扱う事は問題無いのだろうけど、某かの「ふるい分け」する以上はそこに某かの「閾値」や「偏位」が生まれてしまうことは仕方ないと思うけれど、それも程度問題ですからねえ。立法、行政、司法の三権に、メディアが第四の権力と呼ばれ、ある意味そのメディアを監視する立場だった「ネット」が知らないうちに「第五の権力」になっていた事の証拠とも言えるんじゃ無いだろうか。今回のMask氏の行動行為が、ある意味「自浄作用」になるのか、ここから逆に何か別のバイアスが掛かるようなシステムになるのか、ある意味大きなネットワーク時代の社会実験なのかもしれない。
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