2022年11月8日

人為的キュレーション

Elon Mask氏がtwitter社を買収し、大量の社員を解雇したことで発覚した(と思われる)twitter社による意図的な情報操作。自分自身、twitterのアカウントも造っていないし、ネット上に数ある情報ソースの一つとして適時利用するだけなんですが、何となく「情報の重み付けに何か偏りがあるなぁ」という感覚は以前からありました。それが、何となく説明できるような話。

事の発端は、とあるマスコミ関係者がツイートした、twitterのニュースフィードに関しての書き込み。そこで、つい内幕をばらしてしまい、「だからニュースフィードが偏っていたのか」と日頃から疑問を感じていた多数のユーザーが大きく反応することに。twitterのガイドラインの説明を読むと、twitte社内のキュレーションチームが、独立して独自の判断で公正・正確性を重視してキュレーションを作成すると説明されているけれど、先のメディア関係者の説明では事前に彼らが作成したリストを、そのまま採用して居たようで、それってガイドラインから外れる行為では。

この騒動が理由なのか、ここの所ニュースフィードが停止あるいは以前のようなバイアスが掛かっていると思われる内容は流れ来ないようになり、多くのユーザーが「なるほどね」と納得する結果に。私は、所謂左派系の人とかリベラル系の人が熱心にタグを拡散したり、複数アカウントを作ってセルフリツイートみたいな事をやって熱心に自分達に有利な情報拡散をしているかと思ったら、もっと大がかりな裏があったということなのか。勿論、特定メディアからの情報のみを優先的にキュレーターがリスト化して公開していたわけでは無いと思うけれど、それでもかなりのバイアスがかけられていたように感じます。実際、それら担当者の介入が停止されたと思われるタイミング以前・以前のニュースフィードを見ると、確かに顕著な違いが生まれているらしい。

ここで一寸勘ぐってしまうと、ここ最近はやたらと「世の中は〇〇の意見が多い」とか数を理由に何か主張する時に、SNSの「いいね」とかリツイート数みたいなものが根拠として提示されることが増えてきたけれど、それってこう言う背景があるから自分達により有利な「見た目の数」が得られるからだろうか。となると、そこに意図的な連携というか関係性があったとしたら、情報プラットフォームの私的乱用というか、ある意味権力の乱用として厳しく批評されるべき事例になると思う。凄く圧縮した言い方をすれば、影響力のある大手のメディアが自分達の利益誘導のために、根拠も無く性格でも無い「偽情報」を「真実」として伝えて居た、見たいなスキームになるわけだから。twitter社が、最初からそう言うスキームだったのか、何かの理由や経緯からそう言う形に変わっていったのかは分からないけれど、何て言うか「権力は腐敗する」という名言(?)を思いだしてしまうなぁ。今後の行方がちょっと楽しみ(マテ)。

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