EOS R7を何度か実践投入して居るんですが、本日も午後から試合写真の撮影で使用する予定。幸いにも、少し冷え込みは厳しそうですが、天候は良さそう。ただし、試合開始が午後なので、多分ハーフタイムを過ぎる頃にはナイターに照明も入り、終了予定時刻には結構暗くなりそう。後半は、ISOの設定とシャッタースピードに注意しつつ、暗くならない写真を目指さないと。
そんなEOS R7ですが、これまで使用していて感じたのが、電子シャッターが実質的に使えないと言う事。電子シャッターモードにすると、 どうしてもローリングシャッター歪みが出てしまい、とても使えるような写真にならない。唯一ほぼ正面から殆どカメラを振らないような状態での撮影なら使えそうですが、そう言う場合には30枚/秒の連写機能って必要無いんですよね。それこそ、レンズを右から左に振りながら、パスキャッチの瞬間を抑えるとか、そう言う写真が必要なのに、そんな使い方をすると画面が歪んでしないもうダメ。さらに、電子先幕モードだと、液晶ファインダーが振動でブレてしまい、被写体が見えなくなってしまうことは既に経験済み。結局は、昔ながらのメカシャッターモードで撮影するしか無いんですよねぇ。それなら、無理にEOS R7にしなくても、以前のEOS 7D Mark-IIでも良かったかなぁとちょっと後悔気味。まぁ、画素数は大きくなったので、トリミング次第で使える写真が増えたこと、10枚/秒が15枚/秒と1.5倍撮影枚数が増えるので、やはり歩留まりが良くなったこと、AF機能には不満があるけれど、7D Mark-IIよりも改善されている事、全体的にカメラとレンズが軽量化されたので体力的に少し楽になったかな等、メリットも多いので我慢しますが...
そんな中、今日の撮影に向けて、スマホとの連携を試してみました。スマホに専用アプリを入れて置いて、予めカメラ本体とBluetoothで接続しておくと、カメラ内設定をスマホから実行したり、カメラ内の写真データをWi-Fi経由で接続して取り出したりと、それなりに便利。また、カメラファームウェアの更新も出来て、調べてみたらカメラ側のバージョンがVer.1.0.1で、最新はVer. 1.1.0だったので、2台のEOS R7をスマホと連携させてファームウェア更新もそれぞれ実行しておきました。当然と言えば当然ですが、一台のスマホで2台のカメラをそれぞれ管理出来るので、それは便利。実は前回の撮影中に、途中の写真が欲しいと言われたんですが、こちらは一生懸命撮影しているのにいちいちSDメモリーを取りだしてパソコンに取り込んで写真を選択して、なんてやっている暇は無い。今回のアプリだと、スマホとカメラがP2PでWi-Fi接続出来、カメラ内の撮影済み写真のサムネイルからスマホ側に写真データを取り込む事が出来るので、簡単に撮影中でも写真データをシェア出来そうです。一寸前回の撮影データをサンプルで使用して、撮影中のシミュレーションをして見ましたが、撮影中に今撮影した写真を確認したいことが時々あります。基本、カメラ本体の液晶に一枚ずつ呼び出して確認するんですが、撮影直後ならまだしも、少し時間がたってしまうと何十枚も写真データを遡らないといけないので、これが大変。今回のスマホアプリだとサムネイルで見つけて、直ぐにデータ本体も取り込む事が出来るので、これは便利かもしれない。カメラとスマホは2.4G帯の802.11b/g/n接続するので、転送スピード的にはちょっと不満ですが、それでも撮影中に何枚か写真を選択して使用するには便利そう。
このアプリ(Canon Camera Connect)は、iOS版とAndroid版があり、スマホがBluetoothサポートであれば、先ず接続はBluetoothで接続して、写真データ転送等データ容量が多い時には、Wi-FiでP2P接続してから転送するらしい。その為、スマホがカメラとP2Pで接続して、その後それまで使用していたWi-Fi APに再接続する時には、2.4G帯優先で接続してしまうのがちょっと困る。アプリの評価を見ると、色々不満や問題点を挙げるコメントが目立ちますが、取りあえずは一度利用してみて使えそうなら継続利用してみるつもりです。少なくともファームウェアーの更新がスマホ経由で出来るのは便利だと思うし。問題は、スマホ(iPhone 13 Pro)のバッテリー消費がどの程度になるかかな。その為の対策として、外付けのモバイルバッテリーパックも持参する予定ですが。実際にフィールドテスト出来る機会が、今の所月に1~2回しか無いので、まだまだ試してみてトラブルや使いづらさは色々出てきそう。そう言う状況と、どう付き合っていくかの対処療法でもいいので、何かアイデアが出てくればいいのですが。さてどうなるか。
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