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当初のIEは、もう箸にも棒にもかからない酷い出来で、随分と困らされましたが、PCの標準OSがWindowsになり、そのWindowの標準ブラウザーということで、ジワジワと勢力を拡大。他のブラウザーとの互換性にはいつも悩まされたけれど、結局はMicrosoftの「数は正義(笑)」に押し切られて、業界標準になってしまったよなぁ。個人的には、IEって殆ど触ってこなかったので、特に何か印象があるとかは無いのですが、仕事ではずっと付き合ってきたし、お客様の中では好き嫌いは別にして標準ブラウザーでしたから、そちらの付き合いはずっと。数年前までは、Edgeが登場しても「うちはIE11だから」という強固なお客様も多かったけれど、流石にもうMicrosoftがサポートを止めるとなると、頑固だったお客様もIE11からEdgeへの乗換をするようになり、昨年くらいからは「社内標準はIE11」と言われるお客様は、少なくとも自分の周りでは聞かなくなり、何となく時代の流れみたいなものを感じましたねぇ。
私自身は、もう10年以上もChromeを使い続けているので、Edgeに乗り換えるつもりはさらさら無いのですが、少し前に呼んだ佐々木俊尚氏の「読む力」の中で、目的ごとにブラウザーを使い分けるという話を聞いて、目から鱗でした。私の周りでも、仕事はEdge、個人用はFirefoxとか、似たような事を既にやっている人が結構いて、自分的にはちょっとショックを受けたんですが。私は、出来るだけ集約して無駄とか重複を省きたいという性格なので、ブラウザーを複数使うというのはまず「面倒くさい」という気持ちが先に来てどうしてもやる気が出ないんですよねぇ。今更感は消えないけれど、今回のIE11終了を機会に、ちょっとEdgeを経験してみたり、より効率的な情報アクセスを目指して、複数のブラウザー使い分けなんて言うのをこれまで以上に意識するには良い機会かも。
以前から思っているのですが、これだけ「クラウド」と言いながらも、何故かローカル(PC内部のストレージ)と、リモート(クラウドやネットドライブ)のアクセスは別物と処理されるんですよね。個人的には、URLの書き方も変化して、ローカルだろうとリモートだろうと、透過的に「一つの領域」として使用出来る環境が早く到来して欲しい。C:ドライブの〇〇フォルダの中のExcelファイルも、HTTPS://なんとかの中にあるPDFも、ブラウザーだとかアプリだとか意識せずに開いて参照して書き込みも出来る、そう言う共通の操作・動作で意識せずに利用できるのが、本来の「ネットワーク」だと思うんですよね。例えば、自分のパソコン上にそういうローカルリソースやネットワークリソースを共通の書式で記述出来るような振りプロセスがあって、そこを通してアクセスすると全て透過的に且つ統一的に利用出来るようになったら、パソコンだろうがスマホだろうがタブレットだろうが、手元のデバイス関係無く利用出来るはず。VDIとかリモートデスクトップがちょっと近いかもしれない無けれど、もっと統合的な事が出来るんじゃ無いかといつも感じます。折角第一章のIEがその役割を終えたのだから、次の新章ではパソコンの使い方・定義も大きく変わるような変化を期待したいですね。
"Bye bye and thank you for IE family."
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