2022年6月13日

若い力

この週末に開催された、アメフト関連の三つのイベント・試合。いずれも、創部間もない若いチームが、自分達のチームだけで無く日本のフットボール界活性化の為に頑張っている姿が凄く印象的。

一つ目は、茨城県で活躍する「茨城セイバーズ」が開催した「茨城セイバーズフェス」。対外試合では無く、フットボールに関連したイベント開催ですが、2日間で800名以上の参加者が集まり大成功した様子。このチームは、まだまだ試合では実力を出せていない様子だけれど、チーム体制作りに熱心な様子が伺えて、凄く好感が持てるチームの一つ。茨城県というと、ちょっとフットボールとは無縁な印象を受けますが、筑波大学を初めとして大学も多くあるから、学生を中心としてフットボール関係者は決して少なくないと思うんですよね。あと、都内へのアクセスとかもそんなに悪いわけじゃ無いと思うので、今後の活躍に期待したいチーム。

 二つ目は、沖縄県初のXリーグ所属チームを目指す「琉球ガーディアンライオンズ」が、この秋のリーグ参加の審査も兼ねて、X3所属の正英ブレイザーズと交流戦を開催。沖縄から尼崎への遠征試合となり、残念ながら8-20で試合には敗れましたが、昨年X3 Bブロック2位のブレイザーズから得点を取り、そんなに大差にもならなかったから、多分今シーズンのリーグ戦加盟は認められるのでは。実は、この琉球ガーディアンライオンズには、以外無いことに知っている選手が何名か所属していて、個人的に一寸ビックリ。課題は、秋のリーグ戦で多分5~6試合位対戦すると思うのですが、多分地元開催は可能であっても1試合程度だろうから、残りは全て大阪への遠征になります。沖縄からだから、当然飛行機での移動。試合時刻によっては、前泊あるいは後泊が必要になるかもしれないから、それらも含めた遠征費が他のチームと比べて何倍も違うでしょう。その経費捻出が出来るかどうか。色々課題は多いけれど、是非頑張って欲しいですよね。

三つ目は、イコールワン福岡SUNSが久留米市で開催した、ノジマ相模原ライズを招いての交流戦。イコールワン福岡SUNSは、Xリーグの中で今一番元気があって勢いがある注目株のチームだと思うんですが、その期待を裏切らないイベントになった気がします。X1 Superのリーグ戦でも、3,000人以上の観客を集めるのは、トップチーム同士の対戦くらいで、それに匹敵する以上の様子でした。こちらは、試合の様子の動画配信も行われていたので、ずっとテレビにキャストして見ていましたが、試合こそ10-27で敗れたけれど十分に満足出来る内容でした。このイコールワン福岡が福岡を拠点に活動を始めたときには、所属する関西への遠征だけで大変で無理だろうみたいな話も有ったんですが、ちゃんと遠征試合でも勝利して今シーズンはいよいよX1 Superというトップリーグでの試合参加。地元開催をすれば、その希少性を活用して今回の様にイベントとしても成功させるし、彼らのやり方や考え方は他のチームも参考にして自分達のチームは勿論、日本のフットボール界全般の活性化に利用するべきだと思うなぁ。

これまで関東と関西中心だった日本の国内フットボールが、イコールワン福岡SUNSの努力で九州まで広がり、それがさらに沖縄に広がると、今度はその先の宮古島にもチームが生まれているそうな。西に広がるアメフトを、今度は関東から東、東北や北海道に是非チーム誕生して欲しいなぁ。その為には、もっと大学や高校のチーム活性化を進めないといけないわけで、まだまだ道のりは遠く長い。でも始めないと何も進まない訳で、こう言う若い力をもっと活用して行きたいと老体は思うわけです(笑)。

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