2022年3月7日

合同トライアウト (2)

昨日開催された、Xリーグの合同トライアウト。現地観戦は出来ないので、ライブ配信されていた「月曜からアメフト」さんの中継をずっと見ていたんですが、管理限定された配信だけれど、それでも十分に楽しめる内容だったし、可能ならば次回からはNFL見たいな感じで配信して欲しいけれど、それはまだまだハードルは高いかなぁ。 

今回のトライアウトには、直前(前日)に公開された、日本体育大学のアマチュア横綱の花田秀虎選手の話題が一番で、その実力もさすがという感じでした。一番ビックリしたのは、40ヤード走。185cm/130kgという日本人離れした体格ながら、かなり速い。NFLのコンバインも今行われていますが、同じ位の体格の選手でも4.8秒位で走るんですが、それ位でている感じ。元陸上部の眼で見ても、良い走り方をしています。所謂「関取」的な感じじゃ無くて、「アスリート」っぽい走り方で、これは鍛え方次第では大いに伸びる予感。あと、1-on-1のOL/DLの当たりも配信されたんですが、前に出るプレーはもう「電車道」でしたね。これは相撲と同じだから、勝てない理由は無い感じ。でも、後ろに下がるパスプロテクションの動きは、相撲では無い事もあってかぎこちない感じでしたが、これは仕方ないかも。前に出る動作も、このトライアウトでは敵無しの感じでしたが、まだテクニックは無く力で押し切っている感じなので、DLで技術のある選手と当たれば、かわされそうな感じもありますが、まぁ練習して技術を身につければ凄い選手になる事は確かですね。逆に、DLあるいはサイズ的にはちょっと勿体ない気もしますがLB当たりでトレーニングすれば、大化けしそうな気がする。

話題の花田選手以外にも、結構有名な学生選手やXリーグの移籍候補選手も散見されていて、開催した側は勿論参加した選手側に取っても得る物は多かったことは確実。ライブ配信の後半では、参加した選手に感想等のインタビューをしていましたが、やはり他校やXリーガーとの交流は良い刺激になったと異口同音に言っていたことが印象的でした。中々ね、自分のチーム以外との交流というのは、それこそ知り合いでもいないと実現しにくいものだし。あと、短い時間ながらも、スタッフとして参加したXリーグの選手やコーチから技術的な手ほどきを受けられたことは、そう言う機会の少ない、地方や下位リーグの選手にとっては貴重な時間だったと思うなぁ。自分が現役だったら、それ目当てに参加しただろうし。それぞれのトライアウトの様子は、スタッフがビデオ撮影していたみたいなので、可能ならばそれらを切り出して、技術的な解説(ここが良い、悪い、改善方法とか)を追加した教育用ビデオ見た異なものが出来れば、直良いと思う。一回目なので、中々そこまでは大変だろうけど、ゆくゆくはそんなことも可能になれば、フットボールファンとしても嬉しい。

配信を見た限りでは、開催した側、参加した側、どちらからも否定的なコメントは無く好意的な意見が全てだったので、是非第二回以降も継続して欲しいですよね。特に、今回はリクルート対象の卒業生以外の若い選手も結構参加していたみたいで、自分の現在の立ち位置というか実力をみる機会という意味でも貴重なんじゃないかと。多くのチームでは、春初めに体力測定をして、そこから秋の本番までにどれだけ伸ばすか目標設定をすると思うんですが、その「現状を知る」良い機会だったと思う。少なくとも、スピードを見る40ヤード走と、敏捷性を見る3コーンドリルに関しては、慣れ不慣れも有るけれど、一番実力差が見えたような気がします。あれをやるだけでも、意味があったと思うなぁ。課題は、関東系以外からの参加者をどれだけ集めるかと、今後継続して勝つ存在感を増すために必要な、人的金銭的負担をどの様に解決するか、かなぁ。同様の内容で、関西地区でも開催する事は今後の課題かなぁ。今回は139名の参加者でしたが、200名位になるなら、関東と関西で分散開催という事が物理的に必要になるかも。あと、配信の最後に事務局の人がコメントしていたけれど、オフシーズンの話題作りとしても重要かな。多分、今後今回の件から色々課題も見つかるだろうけど、それ以上に可能性も発見できたイベントだったんじゃ無いだろうか。

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