2022年3月7日

北回り、南回り

海外旅行にはよく出かける方だけれど、基本行き先は東側=アメリカ、カナダか、南側=シンガポール、オーストラリアで、ヨーロッパにはまだ一度も行ったことが無い自分。米国路線は、殆どを太平洋上を飛ぶ航路ですが、ヨーロッパ路線はユーラシア大陸上空を延々と飛行する航路なので、かなり見える景色は違うんでしょうね。


最短距離だから、ロシア上空を通過する航路を使用して居たわけで、それを回避して別ルートをとる場合は、今よりも飛行時間が余計に掛かる。JALが飛ぶ「北回り」は、我々世代だとかろうじて聞き覚えがある「アンカレッジ」を経由(実際には着陸しないけれど)のルート。日本からの出発便は+2時間、帰国便は4時間余計に掛かるらしい。どちらも16時間近い長丁場のフライト。面白いのはANAが飛ぶ「南回り」は逆に、日本からの出発便が3時間半位時間が掛かり、帰国便は2時間位と逆転する事。偏西風の影響何だけれど、これだけ違うと言うのは、やっぱり地球は大きいなと再認識するところ。

ロシアの戦争の影響も大きいけれど、その波及する範囲はどんどん広がっている感じ。今朝も、ロシアからの輸入品が禁輸状態になると、例えばロシアからの小麦粉輸入は最大なので、小麦粉製品の値上がりが予想されるとか、貴金属系なども影響するらしい。まだどれだけ続くか分からないロシアのウクライナ侵攻ですが、仮に直ぐに何らかの合意で停戦状態になっても、ロシアに対しての制裁措置として暫くは今の状況は続くだろうから、今年は物価高の一年になるかもしれない。ここ2年間はコロナ禍で耐える生活が続いたのに、今度はロシアの戦争の影響でさらに耐える日常が続くかと思うと、ちょっとウンザリしてきます。コロナ禍も、もしかしたら今年にまた変異株が表れて、これまで以上の流行が発生するかもしれないし。

コロナ禍が落ち着いて、やっと個人旅行も再開されるかと期待していたところに、今回のロシアによるウクライナ侵攻で世界はますます混乱することに。その影響が何処までどれだけ波及するか、未だ予想も出来ないけれど、世界が暫く混乱して不安定な状態が続くことは確か。紛争地であるロシアやウクライナは勿論、周辺の欧州に行く予定派全く今の所無いけれど、アメリカ行きだって何ならかの影響が今後出てきそう。例えば、コロナ禍以外の理由で出入国が厳格になるとか、観光目的での入国が制限されるとか。其れ以前に、日本の入国状況が改善されて、少なくとも入国後の隔離期間が無くならないと、まだまだ出国できないし。いずれにしても、先ずはロシアが矛を収めて戦争を止めて、ウクライナが元の状態に戻らないと何も進まない。一度に全てが解決される手段は無いので、一つ一つ解決していくしか無いのだけれど、まずはウクライナに平安と平和が戻る事をしないと。しかし、その道のりはかなり厳しそう。

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