2022年1月26日

カインズにハンズコーナー?

個人的には一寸衝撃的だった、昨年末に発表されたカインズによるハンズ買収劇ライバルLoftに対して、東急ハンズがじり貧気味だったというのはちょっと意外だったけれど、カインズとハンズでは競合部分が殆ど無く、補完的な存在と言う事で、市場的には好意的な反応の様子。

量販店業界では、ニトリが島忠を統合した事が結構話題になって、確か一年くらい前の「ガイアの夜明け」でも特集されていたと記憶して居ますが、こちらは主にニトリの規模拡大が目的のようで、その棲み分けは今回のケースとは逆のような気がします。確か番組では、家具商品に関して、高級路線のニトリが、量販商品中心の島忠を取り込んで商品の幅を広げる、みたいな。逆に生活用品関連では、メーカー商品中心の島忠に、PB中心のニトリが低価格商品を投入して行くという反対の構図もあって、外野から見ている一人としては「面白いなぁ」と野次馬気分(これ)。 

昔冗談半分で「大都市と地方都市の境界線」みたいな話があって、東急ハンズが有るかないかがその境目、みたいな事が言われていました。静岡県の場合、県都の静岡市と浜松市は何かとライバル視や比較されるもの。温暖な気候のため、人間の性格もノホホンとしている静岡の人はそう言う比較には余り興味は無い(デフォルトで静岡だと思っている事もあるんだろうけど)のだけれど、遠州の空っ風が吹き少々気性も粗めの浜松の人間は、欠航静岡と比較して追いつけ追い越せ的な話が好き。東急ハンズも、静岡店が欠航以前に開店して、「静岡はやっぱりハンズがあるから、浜松には何も無い」みたいな話で、勝手にプンスカしていたくらい(笑)。だから、浜松駅横の遠鉄百貨店に東急ハンズが入ると聞いた時にはかなり喜んだものでしたが。実は、その東急ハンズ浜松店開店の前に、ロフトが駅ビルにオープンしていて、個人的にはロフトよりもハンズに通っていた自分としては「ロフトかぁ...」とガッカリしていたこともあったんですが。

少し前にカインズが自宅近くに開店して、それまではもう少し遠い場所に合ったカーマ(DCM系)に通っていた自分としては欠航喜びました。もし、あのカインズ店舗の中に「ハンズコーナー」とか出来てくれたらちょっと嬉しいかも。でも、商品の系列がかなり場違いな気もするし、その自宅近くのカインズはハンズのような工作系の商品よりも、生活用品・雑貨系が中心の店舗なんですよね。ちょっとハンズとの関連性が薄いし、店舗的にもハンズが入るスペースはちょっと無いような気がするし。最近のDIYブームでは、それこそ家全体をリフォームする大規模なものから、ちょっとしたインテリアを追加するくらいのお手軽なものまで、幅は大きく広がっているから、地方は勿論、大都市の中でも賃貸やマンションみたいな住宅でも需要は結構有るんじゃ無いだろうか。その自宅近くのカインズですが、敷地内の空いている場所に今は同じグループの「ワークマン女子」の店舗を建設中で、ベイシアグループが着々と侵攻している様子。ますます自宅周辺が賑やかになりそうで、日中の交通渋滞がますます心配になります。昔と比べて、賑やかになるのは良いけれど...

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