私もよく利用している、生活雑貨販売の「東急ハンズ」を、ホームセンターのカインズが買収するというニュース。コロナ禍の影響も大きいのだろうけど、確かにハンズで扱っている商品群って、結構ホームセンターで販売しているものと被る物が多いですからね。
私がよく利用するのは、大丸東京のお店と少し前に浜松駅横遠鉄百貨店に開店したお店。大丸東京のお店は3フロアーある結構大規模なお店で、新幹線の時間調整にはバッチリ(マテ)。以前、まだ遠鉄百貨店にハンズが出来る前は、動線上唯一アクセスしやすいお店だったし。歯ブラシとか小物をちょくちょくここで購入して帰宅していました。それが、浜松にもやっとハンズが開店してくれたので、小物はこちらで購入して、大丸店は最近は見るだけが多くなってしまって申し訳なかったけれど。
考えてみたら、「東急ハンズ」と言えば、私達の時代は「DIYの聖地」みたいなもので、道具や材料、さらにはサンプルというか作品展とか、正直ハンズの独壇場だったきがする。西武系の「Loft」もあるけれど、こちらはより生活雑貨にシフトしている気がするので、正直私はそんなに訪問したことは無くて、やはりDIY色が強いハンズの方が好きでしたねぇ。ただ、当時のDIYって箱を組み合わせて棚を作るとか、飾り付けをするとか、そういう感じの比較的手軽な感じが中心だったのだけれど、最近の「DIY」と言うと、それこそ家一軒まるごとリフォームとか、木工系が中心になってきている気がするので、そうなるとホームセンターの独壇場でしょうね。道具も材料も全て揃っているわけだから。
ここ数年は赤字が続いていて、東急グループとしてビジネスの最適化の結果みたいですが、ブランド的価値は結構大きいと思うから、残念だなぁ。勿論、赤字が続きビジネス精算とかになるよりは、親が変わってもこれまで通り、それ以上のビジネスを続けた方が良いわけです。顧客としては、「東急だから」とか「カインズだから」と言う事よりは「東京ハンズだから」という事でお店に行くわけですからね。名前は将来的には「カインズハンズ」になるかもしれないけれど、お店のコンセプトとかDNAみたいなものが昔の「東急ハンズ」を継承しているならば、やはり多くの顧客は指示し続けてくれるでしょうし、逆にホームセンターみたいな感じが強く出てしまうと、一気に顧客離れする可能性も。いずれにしても、どう言う「新東急ハンズ」が生まれるかはもう少し先の話だろうけど、より身近で面白いお店になって欲しい。
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