来年2月から、北海道、千葉、京都、山口の4道府県で、優良運転者の免許更新時の講習を、オンラインで行う「オンライン更新時講習」のモデル事業を実施するというニュース。所謂「ゴールド免許」保有者は、通常の免許更新では、運転免許センターや警察署に行って、視力検査などの後安全講習のビデオを見て免許更新が完了しますが、その安全講習のビデオをオンラインで出来るようにすると言うもの。途中成りすまし等を防止するために、3回自分の写真を撮影して送信する必要が有るらしい。
自分はまだ対象では無いけれど、最初は便利そう、と思ったんですよね。でも、講習はオンラインでも、当然ながら免許証の申請と受取は最寄りの運転免許センター等でこれまでのように手続きしないといけないわけで、それを考えると「便利」と言えるかどうか。実は、あの安全講習の間(20分だっけ? 30分だっけ?) に、撮影した写真から免許証が印刷されて準備されるので、あの部分がオンライン化されたと言っても、写真撮影から免許証交付までの時間がそんなに変わるとは思えない。仮に、写真撮影して数分で交付されるならメリットを感じるけれど、多分10分とか15分とか、それなりの時間は掛かりそうな気がするんですよね。となると、自宅で30分ビデオで消費して、受取に行ったときにも、これまでよりは短いだろうけど、何十分とかかるのであればこれまで通り安全講習のビデオを見てもそんなに変わらないかも。
浜松市の場合、そんなに混雑しないからそんなことも思うんですしょうね。大都市圏とかで、ビデオ講習にしても直ぐには入れずに順番待ちとか発生するような場所だと、事前に講習完了をして、当日は20分位で受け取りだけという方が利便性は高く感じるんでしょう。今のように印刷物の運転免許証だから写真撮影や印刷の時間がかかるけれど、将来的にスマホに入れることが出来るようになれば、写真撮影もスマホで出来るし、更新データもオンライン講習会受講後に更新用のトークンを登録されているスマホに送信して、それを取り込めばスマホ免許証も更新されるような仕組みになると便利そう。ただ、そうなると多くの人が運転免許センターや警察署に来なくなるから、あそこで勧誘されるあんなことやこんなことが出来なくなるから、多分免許証発行部分の利権は話さないだろうなあ。
考えてみたら、コロナ禍の現在ではさまざまな物がオンライン化、リモート化されてきたわけで、その中で不特定多数の人が一定時間密室に近い場所に集まるというのも考えてみたら問題だったわけです。それが、100%満足出来る形では無いけれど一歩進むことは良いことかも。まぁ、それよりも運転する側の気持ちというか心構えの方が重要ではありますけれどね。ここ数日も、児童の集団に車が衝突したりとか、高齢者の踏み間違いみたいな事故の報道が続くけれど、自分もどんどんそう言う事に関係するような年齢に成りつつありますから。そう言う意味では、2年前に新車購入したんですが、新車である事や、その車種が世間的には「高級車」と呼ばれる部類のものだったりするので、それまでよりも運転が慎重になりました。スピードも以前よりは控えめになってきたし、交差点などもそれなりに手前で歩行者用の信号が点滅とか赤になったら、早めにブレーキを踏んで黄色信号になっても無理に通過しないようになったし。あと、合流時なんかも余りあくせくせずに、気持ち良く入れて上げるようになったりして、それが運転するときの「余裕」なのかなぁと思っています。人によっては、その車のパフォーマンスを出し切るみたいな運転をする人も多いのだろうけど、場合によってはその車に乗るのに相応しい運転を心がけるように、ちょっと人間的にも成長するのかも。それもまた、安全運転の一つの秘訣なのかも。
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