先日自宅でリモートワークをして居たとき、来訪者があり対応したんですが、それが一寸した体験(=Blogネタ-笑)になりました。来訪したのは、Tシャツ姿のラフな男性で、年齢的には30代位の感じ。
開口一番「楽天モバイルってご存じですか」と聞いてくるので、「えっ、楽天の売り込み?」と一気に不信感120%に(笑)。で、続けて「実は、今基地局を増やしているんですが、こちらのお宅にポールを立てて基地局を設置させてもらえないでしょうか。勿論、使用料はお支払いします。」と言ってきます。自宅には庭があり道路にも接しているので、そこに目を付けたみたいです。実際、その一角の端には、電柱も立っていますし。
よく見ると、手にはGoogle Mapからだろうか、印刷した地図を持っていて、幾つかの候補地らしき場所には、マーカーで印を付けているような風にも見えます。別にこちらが聞いたわけでは無いのですが、「まだ基地局が足りなくて、今お願いしている所なんです」みたいな事も言ってきます。そう言えば、こんな記事をその前に読みましたが、4G用の基地局が3万局というのは圧倒的に少ない気がしますねぇ。
免許周波数帯の違いもあるので一概には言えないけれど、こちらの今年2月時点での総務省の資料に寄れば、4G/LTEで比較するとNTTドコモが約25万局、auが約18万局、Softbankが約17万局に対して、楽天モバイルはこの時点で5,000局弱。それでも3万局まで持ってきているのは努力しているとは思いますが、ドコモと比較したら1/10程度、au/Softbankの1/6程度とかなり差があります。都市部であれば、ビルなど高い体物が並んでいるから、基地局設置も交渉次第で何とかなるでしょうけど、自宅回りのような市街地でしかもまだ田圃や畑が散見されるような地域になると、高い建物にしても精々小さな雑居ビルくらいだろうし、家の回りなんて住宅街だから2階建て以上の建物なんて見ませんし。近隣で一番高い建物と言ったら、徒歩5分位のところにある小学校の校舎ですからね(笑)。
折角のお話だったんですが、ああ言うのって建てたら建てたで後々面倒だし、楽天だしという事で丁寧にお断りしましたが、後発という事も有るんだろうけど中々厳しそうですね。何処までカバーするかというのも、多分人口の90%位までなら都市部とその周辺地域で何とかなるんでしょうけど、残り数%となると、基地局1つ作っても、もしかしたら数人程度のカバーにしかならないかもしれないし。あと、総務省の資料を見ていて気がつきましたが、楽天の持っている周波数帯って1.7GHz一つなんですよね。となると、利用者が増えてくれば場所によっては飽和して利用に支障が出る可能性も大きいなあ。楽天のチャレンジ精神は素晴らしいと思うけれど、既に寡占状態が確定して居るエリアへの参入は、かなり厳しいと言う事を再認識しますね。まぁ、頑張って欲しいけれど、あのパンダのCMはうざったいので、もう少し出稿を減らして欲しいけれど(マテ)。
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