2021年10月2日

メディアが荷担するPTSD

秋篠宮家の眞子様が、26日に結婚される事が発表され、やっと一つの結論が出たと思ったら、同時に宮内庁から眞子様が「複雑性PTSDの診断」を受けられたという発表も。その原因は、結婚に関してご自身や双方の家族に対しての誹謗中傷が長期にわたり反復的に経験させられた結果とまで言っている。

直接の言及はされているけれど、これってマスコミの過激過剰な報道が原因と言っているのに等しいのでは。確かに、小室氏のご家族に関しては不透明な部分もあり、極一般の結婚であっても明確にしないと一方の家族あるいは親としては自分の子どもを送り出す事は出来ない状態であった事は確か。また、最近の社会ならネットによる影響も無視できないけれど、「皇室」という極々限定された環境の中に居られる人が、そんなにネット利用しているとは思えないので、やはりマスコミやメディア報道が嫌でも目に入ってきて、それがPTSDの原因になったと考える方が自然な気がします。

で、ある意味加害者であるマスコミが、今回のご結婚だったり複雑系PTSDに関してしれっと報道しているというのも解せない話。「いゃ、あれを中心に伝えたのはA社で、うちは関係無い」とでも言うのだろうか。新聞、雑誌、テレビのワイドショーと、一時は大騒ぎだったし、今だってわざわざN.Y.で小室圭氏の追っかけまでやって、さらにはある意味「一般人の帰国」なのに、わざわざ制限エリアにカメラを入れてわざとらしく声かけの場面まで撮影している。「何を今更」なんだけれど、少なくともメディアに於いては、今後この件に関して報道する場合には、せめて最後に「報道姿勢には十分注意をしてきましたが、真摯に反省をして今後はPTSD回復のために支援努力します」くらいのことを毎回入れても罰は当たらないと思う。 

下世話な言い方をすれば、娘が紹介した結婚相手は、それなりの大学を出て、それなりの仕事に就きそうで、それなりに前途有望に見えるけれど、その家族には少し問題があり、その疑念が払拭されないと娘の親として首を縦に振る事は出来ない、と言う結構良く有る話のような気がします。そんな状況で結婚をして、上手く行く場合、やっぱり破綻した場合、どれくらいの比率なのかまでは分からないけれど、そこは本人なり親が判断するべき事で、外部の特にマスコミ当たりが騒ぐ話しじゃ無いでしょう。そりゃぁ、今は皇室の一員である意味公的な存在ではあるけれど、結婚されれば「一般人」として、普通に市井の中で生活をされていく存在に変わるわけですから。ある意味、生まれたときから注目されて、マスコミやメディアとの付き合いにも成れていると思われる存在ですら、場合によってはPTSDの発症までエスカレートしてしまう。その事に関してメディアはもっと真剣に振り返りが必要だと改めて感じますね。小室圭氏も帰国後14日間は隔離生活しなければならないのだから、26日の発表まではもうこの件には触れないで、そっと静かにするべきじゃ無いだろうか。もう皇室問題じゃ無くて、人権問題だと思う。

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