2021年10月26日

キャスティング by Chrome Browser

一応デジタル業界の末端で仕事をしている身なので、それなりに関連する技術とかサービスには詳しいつもりでいたんですが、「灯台下暗し」あるいは「紺屋の白袴」状態というか、そう言う驕りを痛感しました。 

今シーズン、国内アメリカンフットボールの試合のうち、最上位のX1 Superとその下のX1 Areaの全試合に関しては、有償配信サービスが提供されています。その配信内容や技術的なもの、あるいは試合のレベルなど、色々賛否はあるものの、自分的にはそう言う取組は評価したいと思うし、悪い部分や足りない部分はどんどん改善していってもらえれば良いんじゃ無いかと思っています。で、その配信サービスなんですが、ブラウザーで特定のURLにアクセスして、提供されているID/PWでログインをして視聴する形。解像度(高・中・低)に不満はあるものの、まぁ何とか許容範囲かなと言うレベル。最初は、デスクトップ機にウインドー(Chrome Borwser)を開いて、そこで見ていたんですが、他のアプリとか立ち上げると隠れたりしてどうも使い勝手が悪い。そこで、サブ機というか日頃は遊んでいるDuet君(Chromebook)を専用の端末にしてみたらどうだろうかと思いついて実際に使ってみたところ、再生には全く問題無く、しかも専用端末みたいなにるから使い勝手も良い。LCD画面サイズが11インチと小ぶりなんですが、元々の解像度もそんな高くないのでそれ位が丁度良い感じ。

で、配信は見逃しサービスがあるので、昨日ライブで見られなかった試合を見ていたとき。この時には、デスクトップ機のChrome Browserを起動して、そこに表示させてみていたんですが、なにかの拍子にツールバーのブルダウンメニューを開いたときに「キャスト」という項目があることに気が付きました。「あれ、何だろう」と思ってそこをクリックして見ると、同じ宅内ネットワークに繋がっている4KテレビとHDDレコーダーが表示されます。そこで思い出しました、「あぁ、Chromecastだ」と。そこで、ブラウザーで試合を表示させている状態で「キャスト」からテレビを選択すると、その映像がテレビで再生され出します。配信サービスは「高解像度」にはなっているけれど、多分解像度的にはHD位かなぁ。方やテレビは4Kなので、かなり乖離して居るんですが、テレビ側のコンバートが優秀なのか、そんなに違和感はありません。実は、これまでPCやChromebookで視聴して居たとき、音量不足も不満の一つでしたが、テレビにはYAMAHAのサウンドバーを繋いでいるので、音量不足はこれでかなり解決出来ます。テレビは40インチなので、同じ映像でも迫力も感じますし。

今の4Kテレビ前のテレビも、一応ネットワーク接続機能はあったけれど、YouTubeが映るわけでも無く全く利用していませんでした。そう言えば、今の4Kテレビを購入した時かなぁ、YouTubeをPC側で再生していて、それを4Kテレビに転送した事をやってみた記憶が朧気にあります。でも、テレビ側でYouTubeに直接アクセスして検索も出来るし、自分のアカウントで登録しているチャンネルも観ることが出来るから、キャスティングする利便性を感じなくて、それっきりだったように思います。同様に、Amazon Primeとか、4Kテレビ側から直接アクセス出来るものを、わざわざPC側からキャスティングする意味は余り無いかもしれないけれど、例えばYouTubeでもコンテンツの検索などはPC側でやる方が圧倒的に効率的だし、使い方次第では便利そう。というか、テレビ側に組み込まれていないコンテンツでも、ブラウザー表示できるなら投影出来るのであれば、今回の様に利便性はアップしそう。試しに、HDDレコーダーにキャスティングしたら録画出来るか試してみましたが、有償の配信サービスはHDDレコーダーの選択が出来なくなっていたので、やはりその辺りのコンテンツマネージメントはちゃんとやられている様子。まぁ、当然ですよね。「Chromecast」なんて、結構以前に登場しているサービスで、それってChromecastデバイスを使って利用するものだと変な固定観念がありましたが、Chrome Browserがあればこんなことが出来るのだと、ちょっと目から鱗状態でした。いゃいゃ、日頃アンテナを広く張っているつもりですが、ちゃんと足下の状況も随時確認しないと駄目ですね。反省です。

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