2021年10月17日

編集権って都合の良い切り貼り

Dappi氏の件を、TBS系列の「報道特集」が取り上げたらしい。どうせあの番組のことだから、バイアスの掛かった話にするんだろうなぁと思ったら、TLに流れてくる情報ではその通りだったらしい。と言うか、裁判(訴訟?)のために開示させたはずの発信者情報を、堂々とテレビで内容を公開して良いのか > 某国会議員 

「都合の良い切り貼り」みたいな事を言っていても、大体テレビの報道自体が「都合良く切り貼りしたもの」じゃ無いですか。いゃ、例えば1時間の話の内容を30秒で伝えなきゃいけない、となればそりゃぁ何処を残すかは大変な問題で、それ故に本来の意味・意図のごく一部しか伝わらない事も有るだろう。でも、「白」と言っていることを、恰も「黒」と視聴者が感じるような伝え方をしてきたのが、メディアのこれまでのやり方だったんじゃ無いだろうか。特にごく一部メディアの政権に対しての報道は、「公正中立」とは程遠いものが少なくないと思う。

改めてDappi氏のこれまでのツイートを見ても、とてもネット工作と思われるような特別なものは無いし、時には自民党批判だってやっている。中には、意図的なのかたまたまなのか、切り貼りの仕方が恣意的にかんじるものもあるけれど、その多くは国会中継だったりするから、疑問を感じたら公開されているオリジナル映像を見れば良いだけ。それを恣意的に加工しているように伝えるのはどうなんだろうか。それを言い出したら、容疑者の声とかを変に声色を着けてアフレコしたり、おどろおどろしいBGMを付けて放送しているメディアは許されるのか。また、開示された相手が「法人」だったから組織的行為だとか、閣僚経験者からWeb政策の経費が支払われていたとか、いゃいゃ、立憲民主党はWeb制作を外部委託しないのか? 訴訟のために対象者にだけ開示された情報が、いつの間にか公にされてしかもそこから得られた断片情報を勝手に拡大解釈して疑惑を捏造しているだけじゃ無いか。

昔から有った話なんだろうけど、近年ネットが一般化してきて、ある意味可視化が進んできたから、理不尽な行為もそのやり口も公になって批判の対象になってきたことは良いことだと思う。でも、その背景にレガシーメディアが付いていたりするから、その影響力はまだまだ大きいわけで、その目的は何だろうと邪推しか生まれない。例えば、自分達の立場が脅かされることを嫌っての対策(妨害工作)という理由も浮かぶんだけれど、残念ながらまだまだレガシーメディアの影響力の方が大きく、それは有り得ない。でも、実はそのレガシーメディアのビジネス対象である「読者」「視聴者」がネットに流れてそちらの情報を是とする傾向が気に食わないのだろうなぁ。影響は小さくても、自分達のプライドが傷つけられているから気に食わない、というような雰囲気を個人的には感じる今日この頃(笑)。ビジネス的な話なら、例えば裁判とか交渉とか手段はあるけれど、面子の話となるとそんなものは無いから、相手をこき下ろすなり叩き潰すしか無いわけで、そう考えると一部メディアの行動とか行為というものが、すんなり腑に落ちる気がする。

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