ANAが始める「ANA Pocket」。似たようなアプリやサービスは、以前からあったと思うけれど、ANAはどう言うビジネスモデルを描いているのだろうか。だって、飛行機の移動って何百キロ移動しても座ったままだから、全然歩数は増えないぞ(笑)。まぁ、冗談はさておき、本当に地上移動した分に対して、フライト移動した分も某かの重み付けをしてマイル換算で、例えばそのマイルの〇〇%を一歩70cmで割って計算する、みたいなサービスも追加してくれないだろうか。
ぱっと思いつくのは、外出する動機付けにすることで、自社やスポンサー企業の商品を売り込む機会になる事でしょうね。あと、利用者の行動履歴を集めて、観光地の傾向とかとか平日と週末の移動傾向の違いとか、まぁそう言うビッグデータ系の利用はあるでしょうね。ANAとしては、SKYコインに変換させることで、エアチケット購入に対しての動機付けにもなるだろうし。すっかり「巣ごもり需要」中心になってしまった今のコロナ禍、今後の生活様式の中で、外に出て貰うという動機付けを作るとともに、健康とか生活習慣という部分は、実際にどれだけ効果があるかは不明だけれど、社会的な意義としても遡及できる部分だろうし。
このサービスに限らないのですが、色々なサービスが登場するのは良いけれど、それらが既存のサービスの延長とか拡張ならまだしも、全く別の独立したものとして扱われることがあるので、それは勘弁して欲しい。今回のサービスも、AMC会員向けには特典があるみたいですが、そう言う仕組みとか、あるいはこのアプリ内で何か購入行動が出来るのであれば、例えばSFCカードを登録してそれを利用して支払をしたら、ポイントとかマイルが+何%アップするとか、そう言う囲い込みがあると一寸気持ちも変わってきて、「それなら、このアプリを入れて一寸利用してみようか」と思う人も多いのでは。そうそう、「陸マイラー」三にとっては、まさに願ったり叶ったりでは(笑)。飛行機で飛ばずに、地上を移動しているだけでマイルが溜まるわけですから、正真正銘の「陸マイラー」に成れます。
ところで、このANA Pocketのページを見ていて、「何か仕事で使う、プロジェクトキックオフのパッケージみたいだなぁ」と感じたんですが、それを革新したのがこの部分。「さまざまなユースケースを想定して」って、一般向けの表現じゃ無いだろう、と小1時間。ここは「さまざまな利用機会を想定して」とかと言い換えるべき何じゃ無いだろうか。まぁ、小見出しで「features」とか書いている時点で、もし私が決定者だったら「差し戻し」するけれど。そう言う意味では、「features 03」に書かれている「ウェルビーイングな移動をサポート」という言い方も、引っかかるなあ(笑)。まぁ、そこを「安全・安心な移動をサポート」とか「快適な移動をサポート」とか普通の言葉に置き換えてしまうと、インパクトが無くなるのは分かるんですけど、何か薄っぺらさを感じてしまうのは、自分が歳を取ってきたから?!
0 件のコメント:
コメントを投稿