2021年7月20日

訪日断念

私は外交の専門家でも無いし、国際関係に詳しいわけでも無いけれど、韓国の文在寅大統領が東京オリンピック開会式に来賓として参加するのは、韓国側の裁量の範囲だと思う。でも、それを機会に日韓会談をするとか、重要議案に関して統一見解を示すとか、結構普段の外交交渉でも時間と手間と相互理解が必要な事案を簡単にあげている点で「これは無理じゃ無い」と感じるほど無理筋だと思う。

 と言うか、文在寅政権開始以降、韓国から日本に対しての難癖レベルに近い要求に対して、何ら前向きな対応が取られたことは無いし、結局は彼ら自身が変に逆ギレして自らさらに敷居を高くしている印象しか無い。韓国側の発言では、優先課題で日本と隔たりが大きいから訪日を断念したと書かれているけれど、「優先課題」というよりは「優先要求」みたいなものじゃ無いかと。それに対しての日本側の態度は、韓国側に問題があるのだから、先ずはその解決策を彼らが示すべきで、それに対して何らかにコメントを日本から出す事ならまだ理解出来る、と言う事では。でも、韓国側に確固たる足り理由は無い様なもので、そこは感情的な我が儘レベルの理由だから、彼らとしても説明為ようにも説明しようが無い。結局は、日本が悪いといういつもの論調を貫くことしか無いんですよね。

仮に、ちゃんと論理的に論拠を積み立てて日本と話しを使用とすると、今度は韓国国内が黙っていないのはいつものことで、少しでも日本の言い分を認める様なことが韓国国威で報道されると、「日本に譲歩した」と政権批判に繋がってしまう。文在寅政権は残り1年ほどだけれど、過去の韓国政権は残りが少なくなると大体はレームダック化して、政権浮揚のために「日本叩き」で支持率を上げる事が毎度の仕草。今回も、オリンピックという折角の舞台が巡ってきたチャンスとも言えたのに、結局はいつもの同じ「自分達の要求のみ」の態度に、流石に日本としても飲めるわけでは無く、ずっと無視する状態が続くわけですね。まぁ、互いにいがみ合うよりは少しでも協調・協業出来る事の方が良いと思うけれど、それも程度問題だと思うし、事韓国との関係に関しては、とっくにその程度を越えていると思う。

今回東京オリンピックというタイミングを逃して、残る機会はあるんだろうか。結局はこのまま前進することもなく、ずるずると文在寅政権の終わりまで待って、次の政権に微かな期待を繋げるしか無いのだろうか。歴代の韓国政権が自ら築いた「彼らの歴史」が、もう動かせないほどの状態になっているから、よほどの事が無い限りはこう言う関係は変わらないと思う。個人的には、日本としては現状のまま、解決するのは韓国の態度と実行に有るという立場を続けることが大事だと思う。一部の国民を除けば、多くの人達は現実を理解しているし、コロナ禍が収まれば以前の様に興味の有る人は両国を行き来するだろうし、そこは国家と国民の付き合い方は全く別だと思う。だからこそ、国家間の付き合い方に関しては、これまでの様に変な感情で対応するのでは無く、是々非々をちゃんと示して対応するべきだと思う。と言うか、今更手遅れだという事も否めないけれど、過去の所謂慰安婦問題だとか、徴用工問題等、捏造に近い話に関しては徹底的に対応するべきだと思う。当時の実体験をしている人達が残っているうちにちゃんとしないと、後は「架空の証言」なのか何なのか分からなくなり、「声の大きい者勝ち」の状態がますます加速されるだろうから。今はそう言う時代だという認識を、もっと持つべきだと思う。

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