2021年7月23日

富士山で盛り上がろう

幾つかの競技は今日の開会式前から始まっており、その中で女子ソフトボール、男女サッカーと、好調なスタートを切っていることで、何となく東京2020への期待も膨らみつつある様に感じます。昨日の男子サッカー予選も、日本が1-0で勝利した事は勿論嬉しいのですが、日本へ入国後陽性反応でチームとして出場出来るかどうかだった南アフリカチームも、試合直前に陰性が確認されて参加出来る様になったことも良かったし。勿論、色々あったから準備としては不十分な点も多々あるだろうけど、昨日の試合内容を見ていると、やっぱり運動能力は凄いなぁと感じたし。

そんな風に、個人的には徐々に盛り上がっているのだけれど、世間的にはというかメディア的にはあら探しをする事が、選手や試合の状況を伝えることよりも優先している様にしか見えない部分も感じるわけで、その一つが選手村問題。ロシアチームが、テレビも冷蔵庫も無いとクレームしたと大々的に取り上げたけれど、実はそれらは有料のオプションで事前申込が必要で、且つそう言うルールは以前の大会と同じだという。始めオリンピック取材する記者なら仕方ないだろうけど、以前の大会経験者ならそれ位は分かるだろうと思うし。さらには、選手村のベッドが段ボール製で粗末と批判するけれど、これも今年の春くらいに提供するairweaveが耐久性にしても問題無いことをテレビ等で説明していて、実際私もその番組を見ています。流石にたまりかねて、わざわざ公式リリースを出さざるを得ないと考えたみたいですが、無責任なメディアの被害者と言って良いのでは。

そんなメデイアも、特にテレビメディアはそれぞれの競技の結果や、自社提供種目の宣伝に余念が無くなってきている。テレビ番組表は、オリンピック関連番組が中心になってくるのは、やはり企業としてのメディアでもあるわけで、当然種目の違いにも寄るけれど視聴率は大事だし。逆に、新聞とか雑誌メディアは、そう言う事よりも、良くも悪くも「話題」になる事が販売部数を伸ばす最大の手段だから、良い事よりも今回の様な「疑惑」とか「問題」を取り上げがち。それって、良い事は一回で終わりだけれど、悪い事ならば「第二弾」「第三弾」と続報を打つのも簡単だし、それによって部数を引っ張ることも出来るだろうし。

女子ソフトボールの試合会場だった、福島県のあづま球場を中継で見ていて「綺麗な球場だなあ」と感心したんですが、今回無観客試合という事も有り、テレビ中継での印象がより強くなる気がしています。そうなると、静岡県で唯一開催される自転車競技、その中でも富士山周辺を回遊するロードレースの映像は、富士山をバックに映像が流れたら、これは最高の映像になるんじゃ無いだろうか。他の競技には申し訳ないけれど、やっぱり日本に置いてのみならず、世界的にも「富士山/Mt. Fuji」の知名度と価値は絶大ですからね。唯一天候だけが心配だけれど、改正の夏空の元、クッキリと際立つ富士山に向けて競り合うロードレースが、もしかしたらこの大会一番人気になるかも。折角の大会なのだから、少しでも前向きに、そして選手や関係者のために応援したいですね。

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