2021年5月23日

テレビ≠テレビ放送

朝日新聞に掲載されていた衝撃的な記事。10~20代の約半数が、ほぼテレビを見ないというデータがNHK放送文化研究所が発表。 これ、自分も大いに実感していることで、私も何度か書いているけれど、昨年購入した4Kテレビ装置は、「テレビ放送受信機」という元々の役割から、今では「4K表示モニター」に変わりつつあります。

厳密に統計を取っていないけれど、この4Kテレビ購入直後は、朝のニュースやモーニングショー、昼は一寸ニュースを見て、メインは夕方からニュースやバラエティと言うような感じで結構「テレビ放送」を視聴していました。それが、先ず脱落したのは昼のニュース視聴。丁度コロナ報道等で、いい加減な伝え方をするプログラムが増えてきたこともあり、直ぐに視聴しなくなります。それとともに、変わってきたのがメインとなっていた、夕方から夜にかけての放送帯。この時間帯は、バラエティや情報系番組がメインなんですが、それををまずHDDレコーダーに録画するようになりました。理由は、1時間番組でも、CMとかCM前後の重複するような部分をスキップして、半分とは言わないけれど3/4位の時間で視聴できるから。だから、視聴はしているのだけれど、リアルタイムで見ることがどんどん減ってきています。リアルタイムで視聴するのは、本当スポーツ番組くらいかなぁ。

そんな状態で今年に入って変わってきたのが、YouTube端末としての利用時間。YouTubeで色々な動画をアップされている方って、多分多くの方は1週間に一回位の頻度じゃないかと思うんですよね。だから、最初の頃は登録しているチャンネルも少なかったから、既に登録済みの過去映像を見終わってしまうと、結構新しい動画が登録されるまで手持ち無沙汰になる事が多くありました。その時には、仕方ないからテレビ放送に戻るんですが、段々と登録チャンネルも増えてくると、ほぼ毎日結構な数の更新された動画を見ることが出来るようになってきます。そうすると、テレビ放送よりはそちらの方がメインになってきていて、最近では朝のニュースの時間帯に子猫動画の更新を確認したり、昼間はそれまでテレビは点けなかったけれど、BGM代わりにガーデニングとか旅行関係の動画とか、そんなものを流すことが多くなりました。そして、夕方から夜の時間帯になると、自分の趣味のDIYとか旅行関係、あるいはスポーツ関係とかを視聴する時間が増えていきます。テレビ放送はHDDレコーダーに録画しているんですが、最近では最初の数分を見て面白く無さそうならそのまま削除することも。結果、テレビ番組視聴の割合はどんどん減っていて、しかも録画はしても捨てることがどんどん増えています。逆に、YouTubeの視聴割合はどんどん増えていて、ざっくりとした感覚ですが、YouTube 4: テレビ放送 1:位の割合じゃないだろうか。だから、危機感は若者世代だけでなくて、自分みたいな壮年世代にも十分起こりつつあると思います。

そう言う意味で、最初に書いたように「テレビ」は今や「テレビ放送受信機」という元々の立場から、完全に「マニター(表示装置)」に立場が分かっています。以前も、NHKの受信料絡みで、受信装置のない4Kモニターに買い換えようかと言う話を書きましたが、本当、それでも全然問題ないかも。テレビ番組だって、結構ネットで再配信されているし、ニュースだってほぼリアルタイムでストリーミングされているので、全く問題ない。逆にたまに地上波デジタルとかBS放送を見ると、その間延びした感じがじれったく感じて、ついつい早送りしてしまう自分。それと、CM挿入が邪魔ですよね。YouTubeも無料視聴だと時々CMが挟まり、それも映像の途中にいきなり入るところがちょっとイラッとはするけれど、多くの場合は5秒位視聴すればスキップ出来たりするので、そんなにストレスは感じない。逆にテレビの場合は、30秒とか長いと数分CMが続くので、それならHDDレコーダーで後からみるか、10分とか15分遅れ位の「追っかけ視聴」をすると、CM部分や冗長な放送部分をHDDのリモコンでスキップしていくと、丁度元の放送が終わる頃にHDDレコーダーの視聴も追いついて終わるくらい。ほぼリアルタイム視聴と変わらず、でも効率よく観ることが出来た気がして、個人的には満足しているかも。自分ですらそうなんですから、NHKの調査結果はもっと深刻な状況だと思いますね。

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