テレビ朝日系列で放送されている「報道ステーション」のWeb CMで、ジェンダー差別を素材に作成したところ、批判が集まり、そのCMを撤回して謝罪することに。報道ステーションに関しては、それ以外にも色々批判や問題指摘がされてきたけれど、項も素早く撤回して謝罪までするのは初めてじゃ無いだろうか。
その理由を邪推してしまうと、やはり「味方」だと思っていた場所からCMに対して一斉に火の手が上がるように批判され多事に、彼らがビックリして慌てて撤回した、と言う気がする。これが、CMの素材が別のもので、批判の出所が違うところからだったら、多分対応する態度は180度違うんじゃないだろうか。例えば、所謂慰安婦問題での吉田証言に対しての態度のように。
この件に関しては、問題点は少なくとも3つあると思っていて、一つ目は日頃メディアとしてジェンター問題やその他の問題を取り上げて居ながらも、実際の認識・理解度はその程度であったと言う事。二つ目は、先にも書いたように、相手によって対応が変わると言う事。三つ目は、同じジェンダー問題関係の事象なのに、森前会長の時と比較して、テレビ朝日は撤回して謝罪して終わりですませようとしていること。特に三つ目は、メディアという立場を考えても一番重要で且つ今回の件がこのまま消えていくのであれば、一番悪質だと思う。
テレビ朝日では無いけれど、系列の朝日新聞の数年前のCMで、朝日新聞に掲載されている「天声人語」が大学入試に一番出題されるから朝日新聞を読もうみたいなものがありました。その時には、「学歴社会を否定して居る朝日新聞が、学歴を商売のネタにするのか」と批判というか揶揄されたけれど、結局は彼らも「ビジネス学歴重視反対派」だったりするんでしょうね。それと同様に、今回も「ビジネスジェンダー平等派」であることが、図らずも漏れ見えてしまったと言う事だと思う。
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