2021年3月30日

陰性証明アプリ


ANAがNY便で、スマホを利用した新型コロナウイルスの陰性証明の実証実験を始めたという記事。 ANA独自のものでは無く、グローバルに展開されている物で、アメリカでもUA、JetBlue、Hawaiianも参加しているので、渡米時にも有利な対策になりそう。

この証明、少なくとも出国時には「陰性」で会った事を示すだけではあるので、別途ワクチン接種やマスク・手洗いなどの対策は必要だけれど、今のように全く往来ができない状態がこれで少しでも融通が利くようになれば良いのだけれど。日本が「第四波襲来」と騒いでいるけれど、その何倍もの観戦者や死者をだしているアメリカがロックダウンを解いて、以前のような社会生活に戻ろうとしているちぐはぐな状態がまずは適正化されないと、このアプリも使いづらいかもしれませんね。

問題点が指摘されている日本の追跡アプリCOCOAですが、あれとリンクしてこう言う陰性証明とか、ワクチンの接種記録とかもまとめて管理出来るようになれば、国内移動の追跡や濃厚接触が疑われたときのリスク判定なんかにも役立ちそう。API見たな物を用意して、各国独自の追跡アプリに取り込んで使用出来るようになれば、国際的な共通認証みたいな形で利用できないだろうか。

新型コロナウイルスの感染拡大が始まって、もう一年以上が過ぎたわけですが、一年程前の「未知のウイルス」的不安は大きく減ったものの、決定的な対策と撲滅度合いがまだ不十分で社会が不安な状態にあることは、1年前とある意味変わらないかも。只問題なのは、1年前はそれでも未知のものに対しての怯えみたいなものがあって、みんなそれなりに真剣に対応していたと思うのですが、今はその対応疲れというか「慣れ」みたいなものが、対策に緩みを与えている気がします。そうなると、こう言うアプリが登場しても、それが免罪符になって何でも可能みたいな「都合の良い勘違い」が多発して、それが逆に感染拡大を誘発しそう。まだまだ道のりは長いけれど、もう暫く我慢して基本対策を続けることが、一番の特効薬かもしれない。

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