2021年3月17日

ワクチン外交

中国製ワクチン接種者には、ビジ申請に便宜を図るという中国政府の発表。中南米などの支援国に対して、中国製ワクチンを安価に提供して、経済開発だけで無く厚生関係でも覇権を握りつつある中国だけれど、なるほど、こう言う手も使う分けねと、その戦略にちょっと感心してしまいます。

記事にもあるように、日本では中国製ワクチンは承認所か、多分申請もされていないだろうから、事実上国内で接種を受けることは出来ない。それを承知していながらも、日本人向けに発表する在日中国大使館も結構な「タヌキ」だと思うけれど、それだけ彼らも存在感を示したいという焦りというかそんなことも感じられます。

日本に居ると、どうしても欧米製薬メーカーのワクチンが中心だし、その次に国内メーカーが開発しているワクチンの話題が来て、それ以外のワクチン、中国製とかロシア製ワクチンの話題は殆ど聞くことがありません。とは言っても、多分世界で一番接種されているのは、多分中国製じゃ無いだろうか。ただ、時々報道される効果というか、その点では欧米製ワクチンと比較して低い気がしますし、やはり信頼性という点で躊躇してしまうのが本音の所でしょうね。

家会社も、仕事の関係で中国への出張者が多い方だと思うし、今の状況でもどうしても必要で出張して2週間隔離されている人も居るんですが、その時間を考えると出張中に向こうで(可能なら)ワクチン接種を受けて、次回からはもっとスムースに出入国できるようになりたい、と思うエンジニアもいるかもしれない。私は御免被るけれど(笑)。例えば、開発途上国に対して、自国ワクチンを無償で提供してそれらの国々での感染拡大を抑えることは良いことだと思うけれど、今回の様な発表は相手の弱みにつけ込む話に聞こえます。彼らの価値観というか社会観枯らしたらそんなに疑問に感じないのかもしれないけれど、日本人の感覚からすると「相手の弱みにつけ込み」と不信感しか馬ない気がするなぁ。現実問題日本で接種する事は出来ないのだから、わざわざ波風立てるようなこう言う発表すること自体不要だと思うけれど、そう言う事を考えなかったのだろうか。まぁ、それが中国らしいと言えばそうだけれど。

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