2021年2月2日

安藤さん、T-SQUARE脱退

いゃぁ、一寸ショックなニュース。フュージョンバンド、T-SQUAREのリーダーでギタリストの安藤正容(個人的には「安藤まさひろ」の方がしっくりくる)氏が、今春発売予定のアルバムを持って、T-SQUAREから脱退(音楽家としての引退では無い)する、と。T-SQUAREは、自分が20代からずっと聞いていたフュージョンバンドで、CASIOPEAとT-SQUARE(当時は"SQUARE"だったり"THE SQUARE"だったり、何度か名前が変わったけれど)は、その双璧だったなぁ。

安藤さんとサックスの伊東たけし氏がオリジナルメンバーで、今後は伊藤さんがリーダー(核?)としてT-SQUAREを継続するとのことですが、寂しいですねぇ。個人的には、伊藤さんのサックス(というか、ブレスサックスというかリリコンというかシンセサックスというか)が好きで、元々はファンになったので、それがまだ続くのは良いけれど、やっぱり安藤さんのギターとの絡みが聞けなくなるのは寂しいなぁ。

せめてもの慰めは「引退」ではなく「脱退」なので、安藤氏自身は何らかの形で演奏活動は続けるだろうし、場合によってはサポートメンバー的に今後のアルバムとかに参加することもあるでしょう。実際、以前参加していたメンバーがそんな形でアルバムとかに登場する事は、T-SQUAREだけで無く、色々なバンドでもあることですからね。せめて、曲提供とかで今後も関わって欲しいけれど。

SQUAREのデビューは、1978年かぁ。高度成長のまっただ中、バブルが始まる頃ですよね。良い意味で、いろいろな無駄遣いが許されていて、だから玉石混交もあったけれど、自分にとっては当時出会った音楽やアーティストが、いまでも一番だなぁ。年代的には、一回りとは言わないけれど半周くらい先の世代かな。そういう「一寸未来への羨望」みたいな物を、当時は感じていたのかもしれない。考えてみたら、人生もとっくに折り返し地点を回っていて、どんどん「記憶」から消えていく物が増えているわけですが、それでもまだまだ新しい物を見つける気持ちだけは衰えたくないなぁ。1990年代の音楽から、いきなりBABYMETALに嵌まったように(笑)。

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