2021年2月9日

Super Bowl LV ended

第55回Super Bowlが終了。戦前の下馬評通り、今年43歳になるBuccaneers QB#12 Tom Bradyの活躍で、Chiefsの連覇を阻止して、Buccaneersが18年振り2回目の優勝。さらに今回は 、Super Bowl 55回目にして初めてスタジアムのホストチームがSuper Bowlに進出した歴史的な試合でしたが、そのチームが「優勝」まで勝ち取る事に。ですから、これまでは「Super BowlのホストチームはSuper Bowlに出場出来ない」というジンクスだったのが、今の所「ホストチームがSuper Bowlに出場すると優勝する」というジンクスが生まれたわけですね。

そのTom Brady、自身10回目のSuper Bowl出場(Patorits時代に9回、今回1回)ですが、これってチームとしての出場回数Patriotsの11回に次ぐ記録。その後は、8回のSteelers、Cowboys、Broncos、7回の49ersですし、Patriotsの11回のうち9回はBradyも出場しているわけですし。それ以外にも、多分これからも更新出来ないであろうという記録が続々とあるわけですが、チーム最多優勝回数がPatriotsとSteelersの6回なのに、今回の勝利でBradyは個人で7勝目を獲得したわけだから、下手なチームよりも勝ち星を稼いでいる。その6回の勝利も、20代の若い時代とに3回に、30代後半からに3回と、年齢を重ねる毎にまた復活しているところが凄い。実は、シーズンが始まる前にTom BradyがPatriotsを離れてBuccaneersに移籍すると聞いた時、正直BuccaneersではSuper Bowlは無理だろうなあと思ったんですが、それもカリスマ性故なのか、チームの雰囲気が変わりましたよね。勿論、順風満帆というわけではなく、終盤負けがこんだりした事もあり、Super BowlのPlay-offには第5シードで進出。そこから優勝に勝ち上がったのは、11年振りなのかな。やはり、チームとしてまとまりと実力が無いと、ここまでドラマチックな展開は出来ないでしょう。

試合のMVPは、当然のようにTom Bradyが獲得(これも個人最多の5回目)。確かに彼の活躍は素晴らしかったけれど、この試合Buccaneers勝因はBuccaneers Defenseの活躍でしょうね。ChiefsのOffenseで、両-Tackleが欠場していたことも大きいけれど、フロントライン以外にもLB/DBも活躍して、結局ChiefsのQB#15 MahomesにTDを許さず、全てFGの得点に抑えたのは大きい。観戦している場合は、やはり得点も入るしプレーも派手なOffenseが注目されるんですが、実際にプレーしてみるとやって面白いのはなんと言ってもDefense。さらに言えば、強いチームはやっぱりDefenseがしっかりしていて、失点が少ないのが絶対条件ですよね。これはいつも感じる所。そのDefenseの良さが存分に今回の試合では発揮された感じですね。勿論、QB Mahomesの状態が完全では無かった事も響いたと思うけれど、それが後半彼のプレーに焦りみたいなものを感じる理由だったかも。

試合後のインタビューで、Tom Bradyは来シーズンもプレーする事を明言していたけれど、確か今シーズンのレギュラーシーズンの成績は、自身歴代2番目に良い記録だったはずで、そう言う意味では今シーズンで引退する理由は無いですよね。勿論、来シーズンも今年と同等以上の活躍が出来る保証は無いけれど、でも今シーズンのプレーを見ていると、よほどの事が無い限り彼のプレーが衰えることは無いと思う。後は、チームの状況でしょうね。今シーズンの経験を上手く来シーズンへ生かせれば、もしかしたらBuccaneers Dynastyが続くかもしれないけれど、価値慣れていないチームが往々にして急落することも。不吉な事は言いたくないけれど、でもある意味来シーズンは正念場だろうなぁ。しかし、これで暫くフットボールロスの期間が。今年は春のシーズン、どうなるんだろうか。今の状況だと、例年2月初めくらいからチーム練習が始まるんですが、非常事態宣言もあり多分スタートは一月遅れくらい。となると、春のリーグ戦や交流戦も、例年よりは遅れ気味の5月に入ってからだろうか。ちょっと待ち遠しいけれど、仕方ないですよね。せめて、今年は春の試合があることを祈りたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿