2021年2月8日

やたら噛みつくから...

やっぱりこの人は政治家の器に無いと思われる記事。 森氏の発言に問題提起することは良いけれど、国会議員の、しかも野党第一党の幹部議員が、東京2020のスポンサー企業に対しての圧力とも取れる発言は行きすぎでしょう。この人の発言やツイートを見ていると、考えること以前に本能的に批判することを実行してしまうような印象。今回の件も、どう言う経緯でスポンサー企業に言及して居るのか理解出来ないけれど、これって森氏本人の責任論を通り越して、開催地の東京都に対しての越権行為でもあろうし、ある意味敵対行為と言われても仕方ないのでは。

威勢の良さと、歯に衣着せぬ物言いが人気の秘密と言われているけれど、いゃ単に思慮無く自分の勝手な反応だけで物事が進んでいると誤解しているだけでは。政治の一つの役割として、利害関係のある複数の当事者同士の妥協点を見つけることもあると思うんですが、この人や周辺の人達はそうでは無くて、とにかく相手を倒して自分達の利益を優先することが大命題になっているんじゃ無いかと感じます。

それでも、東京都の選挙区で100万票以上獲得して当選しているのだから、それなりに影響力もあるだろうし支援している人もいるのだから、その立場自体は尊重しないと行けない。ただ、幾ら人気があっても、支持があっても、やはりそれで全ての行動が正当化されるわけでは無いし、支持出来るものでも無い。そう言う意味では、この人の行動を見ていると、民主党時代の仕分け担当時代から変わっていないなと言うか、やはり荒れが「成功体験」となっていて、あれ以外の行動や考え方が出来ないんじゃ無いかという気がします。

立憲民主党にしても、それ以外の野党にしても、必要なのは今やるべき事の優先順位をちゃんと示す事と、それに対して与党と組みできることは組み、反論するべき所は批判して、寄り多くの国民の利益になる事を実現すること。森氏の発言は確かに問題点もあるけれど、優先順位としては今はそんなに高くないでしょう。これを男女平等問題に拡大させて批判している人達もいるけれど、そこまで広げることには無理があると思う。森氏時点の発言にしても、結論は自分の理事会の参加者には次は女性をと言っているわけで、話の枕というか前段階の比喩が不適切と言うもの。そう言う意味では、批判されるべきは、比喩として使うならもっと時代を意識するべきと言う事だし、その事を指摘するのに攻撃的な行為は不要なわけで、それなりの立場にある人に対して冷静に意見することが一番必要なことなのでは。

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