2021年2月5日

水を得た魚

菅総理の長男が勤務する会社が、その監督権限を有する総務省幹部を接待したとして週刊誌が取り上げた件、例によってこの手のスキャンダルネタを膨らませることには、他の追随を許さない立憲民主党が水を得た魚に。早速、「追求のエース(?)」、久兵衛問題で名をはせた黑岩宇洋議員を質問に立てて追求したけれど、結局は週刊誌の記事以上の情報が無いわけで、やはりいつもの立民。

会社側としても、それなりに知名度を利用したいという思いはあったかもしれないけれど、迂闊と言えば迂闊だよなぁ。ただ、仕事のポジションとしてそう言う場所に配属されているということと、実際に地位とか血縁を利用して利益誘導するという事は、これはまた別の話だと思うし。総務省側は、そう言う認識は無かったとして、回避などの支払処理などをしているみたいだけれど、手続き上の問題処理をしてそれで終わりな気もする。疑惑を招いたという意味で、総務省側の当事者に対しての注意喚起は必要だと思うけれど、それで終わりなんじゃ無いだろうか。

総理の長男側としても、菅総理が誕生してからそのポジションに抜擢されたならまだしも、仮に其れ以前からその仕事をもう何年していたのであれば、菅官房長官時代に話題になってもいい話だと思うんですよね。何となく、そんな話を聞いた記憶もあるけれど、結局は今回実際に接待される場面の写真が撮影されて、それなりに誘導できる記事が書けるまでは、そんな証拠は無かったと言う事のような気もするし。いずれにしても、先ずは担当部署がちゃんと確認するべき話で、その後本当にそういう行為があったというのであれば総理の責任を追求するのもありかとは思うけれど、幾ら親族(長男)と言っても生活や生計が別であるなら、あくまで道義的責任の話になるだけだと思うけれど。

しかし、あれだけコロナ対策が後手だとか、感染爆発・医療崩壊をどう対処するのかと、後出しジャンケンで批判していたのに、新しいネタが出てくるとコロッと矛先を変えるのは、網伝統芸というか何というか。しかも、登場する人物も手垢の付いた人ばかりで、何か古い番組の再放送を何度も見せられているような気分。そんなことを散々やってきたのに、一向に支持率は上がら無い事に対しての考察というか対案は無いのだろうか。本当、目の前に餌が降りてくると直ぐに飛びついてしまう、だぼはぜみたいな人達という印象しか浮かばない。まぁ、何か言いたいにしても「週刊誌で総理のご子息が取り上げられていて、これはこれで問題だと思いますが、それ以上に今はコロナ対策が重要なので、そちらの問題は後日徹底的に取り上げます。」くらいの事を言って、一応存在感を示しつつ必要な仕事をすれば、それなりに評価も注目も得られると思うのに、「注目されること」しか考えないんだもんなぁ。まぁ、代表がこんな感じだから仕方ないんだろうなぁ。

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