2021年1月31日

RICE BOWL改革 (2)

今月初めに報道された、RICE BOWLの改革に関して、日本協会から正式発表が。 現行の学生チャンピオンvs社会人チャンピオンの対戦形式は終了し、社会人チーム同士の日本選手権として再スタートすると言うこと。詳細は、3月14日開催予定の理事会で決定されるという事ですが、社会人チーム(Xリーグ所属チーム)から見ると、これまで12月の中旬に開催されていた社会人決勝戦Japan X Bowlが、2週間余り後ろにずれる事になるので、直感的にはシーズンが2週間伸びる事になりますが、さてどうなるんだろうか。

少なくとも今シーズンに関しては、X1 Super 8チーム、X1 Area 12チームの構成は変わらないだろうから、日本選手権に進出可能なX1 Super 8チームでの総当たりリーグ戦(各チーム7試合)は変わらないとすれば、可能性のあるのは、

  • 現在8月末に始まる第一節の試合を、現在の第二節となる9月の上旬まで2週間遅らせ、二週間間隔でリーグ戦を開催。12月上旬に第七節が終了すると、現在のJapana X Bowlのタイミングとなる12月中旬にプレーオフ(リーグ戦上位4チームによる準決勝)、その二週間後の3日にRICE BOWLとして社会人チャンピオン=日本選手権として開催する
  • 現行同様8月末に第一節を開催し、11月末までに第七節までリーグ戦を完了。現行上位4チームが進出するプレーオフを6チームに拡大し、二週間後の12月始めにワイルドカード2試合(例えば、リーグ3位vs6位、4位vs5位)を開催。その二週間後の12月中旬にプレーオフ準決勝を開催して、3日にRICE BOWLを行う
個人的には、もっと試合数を増やして欲しいのですが(二週間インターバルでは待ちきれない)、X1 Areaの試合やX2/X3の試合もあることや、選手の安全を考えるとこの二週間インターバルは崩せないでしょう。また、X1 Superの所属チームを、例えば10チームにしてリーグ戦を9試合にするのも良いと思うけれど、そうなると二週間インターバルの何処かに一週間インターバルの節を入れないと厳しい。その時には1月3日開催のRICE BOWLを、1月下旬とか2月初めくらいまで後ろにして、10チームでのリーグ戦にプレーオフも6チームとか8チームが進出するみたいな形式になるかも。お正月の風物詩として、3日のRICE BOWLが無くなるのは個人的には寂しいけれど、でもそうで無くても短い日本の秋のフットボールシーズンを、私は少なくとも1月一杯くらいまで延長した方が、メリットは大きい気がします。

X1 Super 8チームと、X1 Area 12チームの入替も、今は1チームしか入替戦に出場出来ないけれど、やはり2チームが入替戦に進出して、毎年新陳代謝が進むようにするのも良いですよね。特にX1 Super 10チームとなったら、下位2チームが入替戦、あるいは最下位(10位)は自動降格で、9位は入替戦で残留も可能というようなフォーマットが、より競争を生んでリーグ全体が活性化すると思います。

RICE BOWLの話なので、対象はX1 Super所属8チームが中心なのですが、日本でのフットボール普及・拡大を考えると、RICE BOWLを頂点として、そこに繋がるX1 Superだけでなく、X1 Areaに、さらには少なくともX1 Areの下のX2のレベルまで底上げが進まないと、中々一般の人の興味をひくことは出来ないでしょう。秋のシーズンには、毎週土日には何処かのリーグの試合が開催されていて、もっと話題を生むようなビッグプレーとか露出しないと、今後衰退していくだけだろうし。勿論、これまでのRICE BOWLは無くなるけれど、学生と社会人の交流というか、そう言うものも逆に今以上に続けないといけない。関西では、春シーズンに大学チームと社会人チームの交流戦みたいなものを良く開催しているけれど、関東でもそう言う動きが出てくるといいんじゃ無いかと個人的には思うんですが。いずれにしても、やはり何年か掛けて少しずつ改革を進めて、より日本のフットボール拡大に繋がるようにして欲しいですね。

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