2021年1月7日

RICE BOWL改革

一般スポーツ紙ではあるけれど、フットボール関係の記事を比較的多く掲載している「日刊スポーツ」紙に掲載された、RICE BOWLに関しての記事。ここ最近の社会人チームと学生チームとの実力差拡大や、その開催目的等、色々な問題点が指摘されてきましたが、これほど具体的な話が出てくるのは記憶している限りでは初めてなのでは。

先ずは、どの様な大会になるのかという事だけれど、多分可能性のあるのは記事にも書かれている、1) 社会人の優勝決定戦(原稿のJapan X Bowlからの移行)か、以前のような2) 東西学生オールスター戦という位置付け。ただ、前者の場合は試合会場として今の東京ドームで続けることも可能だろうけど、後者の場合は多分関東と関西での交互開催が望ましいだろうから、そうなるとRICE BOWLの意味もちょっと変わってくるだろうし。もう一つ時期的な事も影響するかも。今はお正月の3日開催ですが、これも前者ならそれなりに集客力も期待出来るだろうけど、後者の場合は大学のリーグ戦が終了する11月終盤から12月初めというタイミングから時間が空きすぎる嫌いがあるんですよね。そうなると、安全面の問題も出るだろうし。

個人的には、やはり社会人リーグの決勝戦を、このお正月3日に開催して欲しいと思いますね。その場合、その試合の名称として現行の「RICE BOWL」を継承するのか、今の社会人チャンピオンゲーム「Japan X Bowl」を持ってくるのか、あるいは新しい名称例えば「RICE X BOWL」みたいな名称に改称して行くのか、その当たりも気になるところ。仮に社会人優勝決定戦という位置付けになると、現行のX1 Super 8チーム体制が変わらないとすると、リーグ戦やその後のプレーオフがどの様に変わるか興味深いところ。一番単純なのは、現行のフォーマット(8チーム総当たり、上位4チームがプレーオフ進出)はそのままで、スケジュール全体が2週間後ろにずれること。これで、今は8月末にシーズン開幕となりますが、9月の中旬くらいまで遅れるから、気候的には「少し」助かります。あるいは、予定はそのままで、プレーオフ進出を6チームにして、ワイルドカードの試合を追加する事は可能になるでしょう。ただ、3日開催が動かないとなると、試合数追加も1試合が限度だろうから、余り大きな変更も加えられないことも事実。ちょっと微妙ですね。

記事では、現行方式は今年が最後で、来年からは新しい方式で開催予定ということなので、そんなに時間は無い。ふと思ったんですが、いいとこ取りで両方やったらどうだろうか。現在RICE BOWLの前には、タッチフットの試合が開催されているんですが、それと同じようにお昼くらいから東西学生オールスターを開催して、その後に社会人優勝決定戦を開催するような。その場合、「東西」なのに関東開催定着するのはどうかという話も出るだろうけど。それでも、現実的な事を考えると、社会人優勝決定戦にすれば、両チームの関係者の動員も出来るだろうし、興行的には有利だろうなぁ。果たして、来年のお正月の風景が変わるのだろうか。仮に変わるとなると、春のシーズンにも影響するのだろうか。色々期待と疑問が沸いてくる新年ですね。

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