2021年1月26日

持ってる人

昨日は、今シーズンのSuper Bowl出場チームが決まるNFC/AFCのConference Championshipが開催され、NFCは第5シードのTampabay Baccaneersが第一シードのGreen Bay Packersを31-26で破り、AFCは第一シードのKansas City Chiefs が第二シードのBuffalo Billsを38-24で破り勝利。Chiefsは2年連続4回目のSuper Bowl進出で、Buccaneersは18年振り2回目の出場で、今年55回目の開催となるSuper Bowl LVで初の対戦。

AFCのChiefsは、実は第一回目のSuper Bowl進出チーム(vs. Green Bay Packers)で、この時は10-35で敗れましたが、第4回のSuper Bowlにも出ていて、この時はMinnesota Vikingsに23-7で勝利。昨年もSan Francisco 49ersに勝利しているので、今年は連覇が掛かる試合。NFCのBuccaneersは、第37回のSuper Bowlに初出場し、Oakland Raidersに48-21で勝利して、初出場初優勝という記録を持っているチーム。正直、私が一番NFLを見ていた1980年代から2000年頃は、どちらのチームも弱くて「お荷物」扱いされていたときもありましたが、チームの実力を均衡化を意識しているNFLでは、どんどん優勝チームが入れ替わるから面白いしファンも熱心に応援しますよね。

今回のSuper Bowl進出を決めたBuccaneersは、55回の大会史上初めてSuper Bowlのジンクスを破ったチームに。Super Bowlは、アメリカの最大規模のイベントでもあるので、NFL加盟チームはスタジアムを新調した時とか、何か大きなイベントの時には開催権を巡って争奪戦が激しいのですが、これまで54回のSuper Bowlでその開催スタジアムのホームチームは、Super Bowlに進出出来ない(していなかった)のですが、今回のBuccaneersは初めて「開催スタジアムのホームチームが出場する」事に。これでSuper Bowlを制したら、初のホームスタジアム開催チームでのSuper Bowl制覇という「勲章」が獲得出来る分けで、これ以上の名誉は中々無いと思います。それが冗談で無く実現しそうな感じがするのは、今シーズン20年間在籍したnew England Patriotsから移籍したTom Bradyの存在。2018年シーズンでは、今回のChiefsをPlay-offで破りSuper Bowlに進出すると、Los Angels Ramsを破って6回目の優勝を記録。2019年は、Play-off初戦でTennessee Titansに敗れて引退説も流れたけれど、今シーズンはVaccaneersに移籍し見事にチームを18年振りのSuper Bowlに押し上げたんだから凄い。2000年から今年までの21年間の選手生活の中で、半分の10シーズンSuper Bowlに出ていて、これまで6回優勝し、4回MVPを獲得していて、かつ今年は43歳だけれど今回で40台で3回目となるSuper Bowlですからね。それ以外にも、数々の記録を持っている選手で「GOAT (Greatest of All Time)」と呼ばれることに何の疑問も感じないスーパー選手。だからこそ、今回の試合にも期待が高まるわけです。

一方のChiefsを牽引するQB Patrick Mahomesは、日本ではお父さんが横浜ベイスターズに在籍していたPat Mahomesということで、そこそこ知られているのかな。2017年からNFLでプレーしているけれど、2018年にはMVPを獲得し、2019年には初のSuper Bowl制覇と、若手選手の中ではずば抜けて乗りに乗っている選手であることは間違いない。2018年のPlay-offでのTom Bradyとの対戦は、Tomとの経験の差が出た感じでしたが、今回はそれも無くなっているだろうし、個人的には両QBのオフェンス対決に注目したいですよね。唯一の懸念は、Mahomesは怪我から復帰してConferenceChampionshipを勝ち抜いたけれど、やはりその負担は影響するだろうから、それがどこまでカバー出来るのか。一方のBradyも、やはり年齢の事がありますからね。そう言う意味では、どちらの選手もベストのコンディションでは無いけれど、実力的には均衡していると言って良いでしょう。二週間後、2月7日(日本では8日の朝から生中継)は、仕事そっちのけでテレビ観戦しないと。リモートワーク万歳ですね(これこれ...)。

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