2020年12月17日

ANA AMC STATUS CHALLENGE 2021

先日報道でも流れた、ANAの新しいステータス規準が発表されましたが、正直これほどとは思いませんでした。詳細は、ANAのページに掲載されていますが、正直「改悪」だと思う。これまでは、利用クラスと飛行距離に応じて与えられる「Premium Point(PP)」がステータス決定の唯一の規準(今回は条件1:)でしたが、それに加えて今回、「条件2: ANAマイレージクラブのサービス利用数」と「条件3: ANAカード/ANA Pay決済額の総額」が加わり、この三番目の「決済総額」が曲者。

年間最低でも400万円、あるいは600万円の決済額というのは、ちょっとというかかなり高い気がする。UA MPも、先に購入金額をステータスの条件にしていますが、MP 1Kでも、24000~28000PQDですから、代替300万円位。最上位の、UA MP 1Kの場合でそうで、その下のステータスはもっと金額的には低いわけで、それなのにAMCの400万円/600万円という設定かなり厳しいと思う。それだけ、ANAの台所事情も厳しいのかもしれないけれど、でもなぁ、個人的には精々200万円位、(ブロンズなら100万円、プラチナなら150万円)と予想していただけに、その倍というの相当厳しい。しかも、ダイヤモンドの場合、PPで30,000PPの差で200万円違いますが、代替1PP=10~20円位と思うと、その差は60万円位なのに、200万円もの決済額の差というのも納得出来ないなぁ... 

で、このカード決済額の条件が入ったから、ステータスアクティビティの期間が、これまでの1月1日から12月31日までの「暦年の1年」から、カード決済日ベースの「(前年の)12月16日(当年の2月時決済対象)から、(当年の)12月15日(翌年の1月時決済対象)」に変わったんですね。となると、2021年度のステータスアップを狙って、今月16日から年末までフライト予定を入れていた人は、その分は2021年度のステータスと、今回の2022年度のステータスチャレンジの両方に適用されるのだろうか。それはそれでちょっと有利な気もするけれど、等と、ここまで散々悪口(笑)を書いてきて気がつきました。FAQを見ていたら、

Q: これまでのステイタス獲得条件が変更になったのですか。
A: 既存のステイタス獲得条件に加えて、キャンポーン下艇の獲得条件を設けました。ご搭乗のみで獲得が難しかったステイタスも、ANAのサービスを日常にご利用頂くことで、ステイタス獲得へのチャンスが広がります。

と書かれていて、これまでのルールの変更ではなく、あくまで「キャンペーン」として追加条件を作った、ということらしい。なぁーんだ、じゃあ来年もこれまで通り飛べば良いのか(笑)。しかし、その事は一番最初に書いて欲しいなぁ。まぁ、だからこそ「STATUS CHALLENGE2021」と銘打っているんだろうけど。ちょっと分かりにくいなぁ(と、自分の先走りをANAのせいにするヤツ)。

でも、元々は余り飛行機を利用することの無い人にもAMCメンバー特典をと言っていた割りには、やっぱり条件が厳しい気がする。特にPPに関しては、ANAグループ運航便に限られて、通常の条件の半分(プラチナは25,000→30,000だけれど)に設定されているけれど、それでも結構利用する人で無いと中々大変だと思う。元々は、年に数回程度利用するけれど、AMCの上位会員を目指したいと言う人向けだと思っていたので、この半分くらいかなぁというのが個人的思惑でした。そして、やはり決済金額が大きいよなぁ。返って、これがこのチャレンジの障壁になっている気がする位高い金額設定だと思いますねぇ。クレジットカードの招待制であるプラチナカードは、ちょっと前だと一年あたりの決済総額が300万円を超えると候補に挙がってくるとい言われたけれど、それ以上の利用というのはなぁ。まぁ、この変更(追加条件)、吉と出るか凶と出るか、ANAさんには頑張って貰いたいけれど、個人的には敬遠されそうな雰囲気を感じますねえ。JALはどうするんだろうか。JALは、もっと有利な条件を出してきたら、ANAは修正するのだろうか。色々悩ましい内容です。

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