2020年12月17日

会食はしても良い

「Go Toトラベル」の全国一斉停止を発表した日に、菅総理が銀座の高級ステーキ店(銀座ひらやま?)で複数の人間と会食していたと批判が。二階幹事長など、自民党幹部だけでなく、福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長、俳優の杉良太郎氏、政治評論家の森田実氏、さらには別室に居たみのもんた氏等8名の会食だったらしい。まぁ、メンバー的に「どうしても必要」という風には感じられないし、寄りにも寄って一斉停止の日というタイミングも良いものじゃ無い。身内からも批判が出ている様ですし、多分主催者は二階幹事長で、そこに呼ばれた、という感じなんだろうけど、まぁちょっと軽率あった事は確か。

ただ、GoToの一斉停止は何も全ての会食停止を要求しているわけでは無いし、別に十分に注意して会食とか出かけることは、疲弊している特に観光業やその関連産業のためにも、GoToの有り無し関係無く進めるべき事は確か。多分こう言うご時世だから、お店側だって(「高級」と付くくらいですから)配慮して席の間隔を開けたり、もしかしたら仕切りなども準備していただろうし、全く配慮も準備も無しでこう言う会食が設定されるわけでは無いでしょう。また、感染の要因として良く挙げられる、カラオケとか大声での会話も、こう言う人達なら少ないだろうし、そう言う意味では「コロナ禍での会食方法」の典型として、上げても良いくらいの内容じゃ無いだろうか。

ネットでは、それまでGoTo批判をしていたメディア等が、いざ一斉停止となると影響を受ける観光関連産業が危機と掌が壊死した報道を始めると、そのご都合主義に呆れている意見も多い。凄く誤解している(誤解させている?)のは、GoToと食事方法は全く別の話なわけで、GoToトラベルの割引が無くても、行きたいお店には行けば良いし、普通に食事をする分には何の問題も無いはず。まるでGoToが無ければ、出かけることも食事をすることも許されないような論調がまかり通っているけれど、それってGoToの主旨や目的を理解していない、単なる騒ぎたいだけの行為だと思う。確かに、割引料金目当てでお得に食事をしたい人にとっては、一斉停止により割引が無くなることでキャンセルする理由になる事も分かります。でも「一回、二回位なら」と、そのまま利用しても悪いことじゃ無い。むしろ、困っている業種を応援するという意味では、逆に積極的に会食とか、可能ならデリバリーとか他の方法でも良いから応援することの方が大事なはず。そこをちゃんと伝えている報道が少ないことが、一番の罪だと思う。

そう言う意味では、政府としても全国一斉停止とするのであれば、以前の特別給付金をもう一度出して、割引が無くても消費に回るようにするべきだし、停止によって売上げが消えた業種への手当や補助もちゃんと一緒に発表して不安感等ももっと減らす対応は取るべきですよね。GoToは、人を動かすことで観光業界やその周辺の産業の血行をよくしていく政策だと思うのですが、それが止まるという事は、要所要所に点滴やらカンフル剤を注入しないとその部分は死んでしまうことに。その部分をもっと明確に具体的に早く対応しないと、結局は年末年始の稼ぎ時に殆ど売上げが正すに、そのまま廃業とか倒産という所が増えてくる気がします。そう言う意味では、今回の会食にしても、「ご批判は甘んじ受け止めますが、GoTo一斉停止は決して会食機会の中止要請ではありません。「三密回避」や「マスク、手洗い、うがい」等の基本的な感染予防対策をした上で、過剰にならない程度の会食機会は、経済復興のためにも必要です。その様にご理解ください。」位のことは、言っても良かった気がしますね。まぁ、そう言えば言ったで、批判する人達はいるでしょうけど、そう言う人達は何を言ってもやっても「反対」か「批判」しかしないわけで、そうでは無いちゃんと理解して行動に結びつけてくれる、その他大多数の人達に向けてのメッセージは、もっと積極に発信するべきだと思う。

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