自称「時事YouTuber」

「たかまつなな」さんという、最初は「東大卒芸人」としてテレビでも観たことがあって、当時(今も?)流行っていた「高学歴芸人」みたいな括りで何度か取り上げられていたと思うんですが、その後観る機会も無くなり、失礼ながら「あぁ、一発屋で終わりかな」などと思っていたら、その後NHKに入って、でも数年で辞めて、今は「時事YouTube」として、また会社代表として活動しているらしい。

その目的や活動に関しては、取りあえず置いといて、今回アメリカ大統領選挙取材で渡米していて、その時にNew Yorkで取材したという、共和党・トランプ氏支持者の女性へのインタビューが、話題(物議?)になりました。一緒に行動している(?)男性が、なんでトランプ支持なのと問いかけると、女性が説明するんですが、その後にその場所を離れながらインタビューした男性ジャーナリスト氏が、その女性は「不法移民よりもアメリカ市民第一に(トランプ氏は)考えている」と話した内容を、「外国人を排除してアメリカを守る」と誤訳? 曲解? して説明し、それがそのまま流れたことで、いろいろと突っ込みが。流石に、暫くして訂正のツイートがあったんですが、実は気になったのはそこでは無くて、そこまでの経緯というのが、天の邪鬼な自分らしいかも(爆!)

その映像に登場する男性ジャーナリスト氏なんですが、黒いマスクをしているのだけれど「何処かで観たことがあるなぁ」という記憶が。で、たかまつ氏のtwitterを遡っていたら、丁度アメリカに出発するときの空港ラウンジでのツイートがあり、何となくANAの第三ターミナル(旧国際線ターミナル)かなと思うんですが(実際HND-JFKは飛んでいるし)、そこに男性が「立岩洋一郎」氏と書かれていて、あぁあの人か(いろいろな意味で-笑)と分かった次第です。で、気になるのはその日付で「10月30日」となっています。アメリカの投票日が11月3日だから、まぁ妥当だと思うけれど、でも今って入国後14日の隔離が要求されるわけで、30日に飛んで3日とかになんで間に合っているのだろうか。一つ思ったのは、投稿日は30日でも、出発日はもっと前かもしれないけれど、でも10月26日には、自民党の石破茂氏とライブ中継をしているから、この日には少なくとも日本には居たはず。だから、どんなに早くても27日出発がぎりぎりだろうし、それでも14日間の隔離を回避しないと間に合わない。

一つ可能性が有るのは、ジャーナリストとかだと、取材目的という事で特別措置とかあるのかもしれないということ。例えば、事前にPCR検査を受けて証明書があれば、入国後隔離回避できるのかもしれない。でも、そこで次の疑問は、その場合はジャーナリストビザ(Iビザ)が必要になると思うのだけれど、正直日本でもまだ有名ジャーナリストとは言えない彼女は、Iビザを取れたのだろうか、と言う事。これも、可能性の推測だけれど、元NHK職員でもある立岩氏のスタッフとか、そう言う扱いで取れたのかもしれないし、あるいはIビザでは無く、作業見習いみたい感じでB1ビザあたりで入国したのかもしれない。そのあたりの事情は推測するしかないのですが、でもジャーナリスト扱いで入国していないのに、ジャーナリスト活動するというのは、本来なら違反行為なのでは。それとも、「YouTuber」はYouTuberであって、ジャーナリストでは無いと言えるのだろうか。安馬弱な自分は、そういう所が凄く気になります(笑)。はっきり言って、彼女の報道内容には個人的に疑問を感じるところではあるけれど、それも一つの見方として尊重はするべき。でも、素人さんが現場に行って勝手に映像を撮影して流してアクセス数を稼ぐのとは、多分彼女の場合は意味が違う目的のはずで、それならそれでちゃんとした対応をして取材・報道するのが「筋」だと思うわけです。そのあたりが、何となく曖昧というのは、折角真面目に取材した情報も、そう言うバイアス込みで評価されてしまうことになるんじゃ無いかと。それは、彼女にとっても、それを観た人にとっても、決して利益には成らないと思うんですよね。そういう所をちゃんと明確にして活動してくれたら、それなりに評価参照出来る情報になると思うのですが。