日本でレコードに変わる音楽媒体として「CD (Compact Disk)」が登場したのが、1982年。販売枚数レベルで、CDがLPを抜いたのが1986年とWikiに記載されているから、ざっくりと40~45歳位までの年代にとって、レコードよりはCDの方が馴染みがあるでしょうね。私の感覚では、50歳以上だとレコードを聴いた経験はあるんだろうけど、それ以下の年代は結構レコードを知らない人が殆どじゃ無いだろうか。さらに「壊れたレコード」と言う意味を把握しているとなると、どれだけの人が居るんだろうか。
レコードの素材はポリ塩化ビニール(と、ポリ酢酸ビニール)で、そこに音源の振動を彫り込んだ「溝」があって、再生するときはレコード針がその振動をアナログ信号としてアンプなどに入力して「試聴」出来るもの。まぁ、柔らかい素材を堅いレコード針が擦って行くわけだから、何回も聞いていく家に溝が削られて段々音が変になったりする事も。さらに、その音を刻んだ溝は、螺旋状に外周から無い週に一続きに掘られていますが、段々と再生して家に振動等が加わると、隣りの溝との間に「新しい経路」が掘られたりして(笑)、一種の無限ループ部分が出来てしまう。溝を掘るだけで無く、ゴミが溝にたまると、その部分で針が飛び出して、別の溝に入る事で無限ループ部分が出来たりもしたなぁ。そうなると、最初は調子よく再生してくれますが、その部分に差し掛かると、一定部分が延々と繰り返される事になり、それを称して同じ事を繰り返すことを「壊れたレコード」と言うよになったもの。今回、菅総理が同じような答弁を繰り返したと言う事で、枝野氏がそう言ったみたいですが、でも同じ質問を繰り返していれば、答えも同じになるわけだから、延々と「任命問題」とか、以前のような「モリカケ」の質問を繰り返すことも「壊れたレコード(元祖)」じゃないのか?
この人達が駄目だなと思うのは、そう言うレッテルハリみたいな事は幾らでも得意なんだけれど、それならそれで新しい事実や証拠を出すとか、質問の仕方を変えるとか、そう言う工夫言うかやり方を変えるのでは無く、単に「疑わしい、答えを出せ」と言っているだけのところ。しかも、新しい情報を持ってきたと思ったら、週刊誌情報とかワイドショー情報だったりするわけで、自分達はあれだけ「なんちゃらヒアリングチーム」とかやっているのに、そこから新しい何かを掴んで質問している例って、あるんだろうか。そのヒアリングチームも、完了に対してのパワハラと言われると、大臣や担当者が質問に答えないから聴いて居るみたいな逆ギレした回答を言っていたけれど、だからこそ〇〇委員会とか国会で質問すれば良いだけの話しでは。やっぱり、回答者が壊れたレコードなのではなく、質問者自身が「壊れたレコード」だから、答える側も同じ回答しか出せないんじゃないの。
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