今回のコロナ禍では、色々な既存社会システムが変革を余儀なくされてきているけれど、それまでオンラインビジネスとは関係無かったような職種や分野も、いやいやながらもオンライン世界に参入しなくては成らなくなり、それにより新しい視野が生まれる場合も。そんな一つの参考記事なのかもしれない。ただ、単純に自分の仕事を実店舗からオンラインへ移すだけでは、多分駄目で、そこには何か一つ「捻り」は必要でしょうけどね。
しかし、記事で紹介されている京都の螺鈿細工屋さん、凄いですね。昨年のネット売上げが8,316円だったのが、今年の同月は1000倍って、800万円の売上げ!? なかなか凄いですよね、個の違いと勢いは。まぁ、伝統工芸の多くは、そうゆう物に興味が有る人以外、余り知名度は高くない物が多いだろうし、また価格的にも中々手が出ないものも多い。だから、コストダウンするのではなく、手が出る程度に小型化とか、簡易型にしたものって、色々応用が利くと思いますよね。やはり記事にも書かれているように、風呂敷をエコバッグにするというのは、丁度タイミング的にも良いだろうし、私も以前紹介したAmexから貰った「吾妻袋」は、持ち運ぶのにも畳めば邪魔にならないし、結構丈夫でそれなりの重量の物を入れても大丈夫だし、何かの時用に一つあると便利。風呂敷メーカーなら、同様の物で異なる目的、例えばネギとか大根とかフランスパンいれみたいな物用の細長い袋とか、お弁当類を入れて傾かないようなデザインの袋とか、畳んでコンパクトに収納出来るから、何種類かまとめて持ち歩いても良いし。
そう言うアイデアって、仕事に熱中している本人からだと中々出てこないから、やはり周りからの意見を聞くとか、そう言う事も重要ですよね。我々的には「ユースケース(Use Case)を考える」という事だろうか。そう言う努力をした上で、有る程度ネットに公開することで、ちょっと同じ興味を持つ人の目にとまる確率は高いと思うし、一度それなりの数拡散すると、後は自然に広がっていくのもネットの良いところでもあるし恐いところでも。広がる分、アンチという部分も生まれてきますからね。
物作りの場合は、物理的に見せたり動かせたり出来るから良いけれど、舞台とか演芸の分野になると「見せることがビジネス」だから、そこが難しいでしょうね。やはり、雑誌で言うところの「立ち読み、ちょいみせ」みたいな使い方をするのが良いのかなぁ。でも、今の場合はそこで興味を持って貰っても、中々劇場とか会場に来て貰えない、来て貰っても入れないという現実もありますからね。そこは、例えばスポンサーと契約して、CMを出して貰う代わりに無料配信するとか、あるいは今は認知度を上げるためと割り切るか。でも、YouTube等のネット媒体にそう言うものを今のうちにいろいろストックしておくと、多分時間差でジワジワと効いてくる気がする。あと、可能ならばやはり海外展開というか、日本人以上にこの手の日本文化に興味を持っている外国人は多いので、責めて簡単な英語の字幕くらい点けられれば、結構ワールドワイドなビジネス展開も可能じゃ無いだろうか。そう言うオンラインの良さというか、強みを上手く利用していくのが、このコロナ禍の元での秘策なんでしょうね。
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