2020年7月4日

吾妻袋

先日Amexから小さな箱が届き、何だろうと思ったら中身は布製のエコバッグ。正確に言うと、「吾妻袋」というものらしい。私は初めて知ったんですが、日本固有の「風呂敷」を利用して、多分江戸時代終盤から明治時代くらいの、西洋から流入した「鞄」を模して作られたものらしい。

構造は単純で、三角巾を底辺の所で二つ折りにして、それを向かい合わせに底辺部分を揃えるように重ね合わせて、その底辺部分(袋の底になる)を縫い合わせ、斜辺部分も相互に縫い付けて補強したもの。重なり合った部分が袋状になるので、ここに色々な品物を入れて、耳のように尖った頂点部分は、二つを合わせて結び合わせれば、手持部分になります。

今回届いたものは、この「耳」の部分がかなり長いので、上の方で結んで持ち手を長めに作ればショルバーバッグ風に、短めにしっかり結べば、手持袋状態になり、この時は生地の厚みがしっかりあるので、結構重量物を入れても大丈夫そう。今回のものは、最初見たときには綿100%の少し厚みのある生地かと思ったら、同梱されていた注意書書には「ポリエステル100%」と書かれていて、これは一寸残念(笑)。まぁ、綿の方がエコなんだろうけど、畳んだときの厚み(生地の厚さ)とか強度とか考えると、ポリエステルの方が薄くても強度が出て好ましいんでしょうね。少し前に無印で購入した中型くらいのトートバッグは綿100%で気に入っていたんですが、生地が厚いので洗濯するときに一寸面倒そう。この袋なら、簡単に洗濯機で洗えそう。

袋部分には、1Lのペットボトルなら4つは入りそうで、持ち手部分の長さもありますから、2Lのペットボトルでも2~3本なら大丈夫そうです。畳むと、小さめの二つ折り財布くらいのサイズになるので、いつも持つ歩くスリングバッグに常時入れておくと、これからコンビニ寄ったときとか、予定外にスーパーとかに寄ったときに重宝しそう。

唯一の難点は、生地の柄かなぁ。一面Amexのロゴとマークが(笑)。写真は、かなり明るく移っていて、実際はここまで明確に見えるわけではなく、少し遠目だと黒い生地にしか見えないので、そんなに目立たないと思いますが、一度知ってしまうと気になりますよね(笑)。実はレジ袋有料化、エコバッグ活用みたいな話題を色々見聞きしていたとき、日本人なら風呂敷が有るじゃないかみたいな記事を見つけて、なるほどと思っていたところ。ただ、風呂敷はサイズが自由に変わるから便利半面、どうも自分が知っている風呂敷は薄手のものが多い。品物を包んで持ち運んで、渡した後は畳んで小さくなるように薄手なのは意味があると思うけれど、やはり強度的にちょつと不安。また、やはり袋状になっていた方が使い勝手は良いわけで、この送られてきた「吾妻袋」を見たときに、「へぇー、こう言うものがあるんだ」と結構本気で感心しました。

この手のプレゼント系の商品は、これまでそんなに便利と思ったものは無かったんですが、この袋はちょっと活躍してくれそうな予感がします(笑)。

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