とあるTLで聞いて、思わず目が点になってしまった話。最近ではかなり普及してきたリモート会議(ZOOMやTeamsによるテレビ電話会議)で、
- 役職や地位によって、画面上部から並べて表示出来ないか
- 上位人は、大きく表示出来ないか
- 部下が上司の末に表示されるのは失礼
- 等等等...
本当にそんなこと言っている企業があるのか、最初は冗談だろうと思いましたが、どうやら本当らしい。まさかZOOMとかTeamsを開発した人達も、極東の島国からそんな要求仕様が届くとは思っていなかっただろうなぁ(笑)。
多分、テレビ電話会議以前の音声だけの電話会議の時にはそんなことは言わなかったと思うんですよね。でも、ビデオになって「顔」が見えると、権威付けが必要と思ってしまう。そう言えば、テレビ電話会議にそれなりの瀬美が必要で、大きな企業などで会議室にカメラ等を設置して遠隔地どおしでビデオ通話するとき、その会議室のテーブルには普通の会議の時同様、それとなく序列が生まれていましたよね。つまり、
- カメラの正面には、一番偉い人が座り、その左右に段々と序列毎に並んでいく
- カメラに写る一番手前くらいの、一方には司会者役の社員が、その反対側には詳細を説明する社員が座っている(ここだけ、序列は例外で、担当者席みたいな感じ)
- テーブルの周りの椅子には、偉い人とと担当者が座り、その後ろに万一の場合の説明役とか、取りあえず居た方が良い人みたいなアリバイ作りの人員が並んでいる
- で、実はカメラに写らないカメラの背後には、もっと人が立って会議の様子を見ていたりする(笑)
当時のテレビ会議って、実際に現地に行けないときに、偉いさんに来て貰って、承認を貰うことが最大の目的で、本当なら電話会議でも間に合うのに偉いさんが同席したというアリバイ作りのために開催されていたような気がする。それに比べて、今のビデオ会議は、上から下から、これまでの会議室に集まってFace-to-Faceでやっていた会議体の代替だから、そう言うことは一切考えない効率第一でやるもの。そこに、一番非効率な年功序列とか地位の上下とか持ち込まれても困るよなぁ。既にこう言うリモート会議になれている、自分の場合だと殆どはアメリカ側と会議するときには、もう本当に一切関係ないですからね。逆に、偉いさんに下っ端がツッコミを入れたりするし(笑)。どんなことでも、既存の方法に対して新しい仕組みやシステムを導入するときに、以前のやり方を維持したまま新しい方法の方を合わせようとすると失敗するもの。新しいやり方に、自分達の方が合わせないと駄目という事に、もっと気がつかないとね。
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