2020年9月26日

ANA、2000億円の公募増資

 ちょっと気になる記事。ANAが2000億円規模の公募増資を検討しているという話。航空業界は、国際線がほぼ全滅で、国内線もまだ半分にも届かないような状態。飛行機を飛ばしていなくても、毎月600億円程度の経費がかかるため、2020年4-6月期の連結決算は1088億円の赤字と、未だ将来が見えない状態。

ANAもJALも、既に銀行などからの金融支援は取り付けているはずですが、それでもまだ不安が残るためにさらに増資をすることで基盤強化するという事なんですが、如何せんいつから国内線が通常に近い形で戻るか、国際線運航がいつからどうなるのか見えない状態では、なかなか大変としか言いようがありません。10月1日から、政府は入国管理を一部緩和して入国者の受入を始めると決定したみたいですが、それでもまだ焼け石に水ですしね。

国内の観光需要に関しては、「Go Toトラベル」が効果を出してきていて、何とか復興の様子も感じられますが、新型コロナウイルスの減少率も下げ止まり傾向にあると専門家委員会も危惧しているため、1日から始まる東京を含めた「Go Toトラベル」も、今後見直される可能性も。東京都が含まれると、地方から都内への移動に羽田空港の利用も増えるだろうから、航空会社としても是非この機会に賭けているところもあると思うんですよね。

ANAに比べてJALは比較的財政体質が優れているので、今の所JALからはこう言う話は聞かないけれど、それも考えてみればJALは一度破綻して不良債権などをふるい落として、ある意味健全体質に無理矢理なっているから。ANAも、そう言う道を通るのかなぁ。青組(=ANA)さんの自分としては、そう言うこと無く何とかこの危機を乗り越えて、以前以上の安全とサービスが経験できる航空会社に戻って欲しいのですか。Go Toもあるし、応援の気持ちも兼ねて、残り3カ月のうちに何処かに飛んでみようかなと一寸考えています。

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