2020年9月26日

バーチャル通勤

 PCWatch、山田祥平氏のコラムから、通勤は生産性アップの要素だったという話。これは私も実感していて、要するにリモートワーク(在宅勤務)になると、場合によっては殆ど家から出ない、場所を移動しない状態になるため、まずオン・オフの切替が曖昧になってさらには出来なくなる。当然、運動量が減るから体調(=体重)にも影響するし、それは直ぐに精神的な部分にも影響してきます。

例えば、家族が同居していれば、子供の面倒を見るとか部屋や家の片付けをするとか、それなりに一日の間にも移動したり作業する時間が生まれますが、それにしても「通勤する時間と手間」を考えるとそんなに多いとは言えません。ましてや独り者なんかだったら、移動するのはトイレと食事の時位だし、今だと宅配が充実しているから外に出ないまま一週間位平気で生活できたりします。私も、以前横浜のマンションに一人で住んでいたときにはそんな状態だったので、結構危機感を感じました。ある時から、自宅から徒歩15分位のところにあるスーパーへ、とにかく毎日食事などの買い物をするようにして、さらに土日は近くの場所や都内に用も無くても出かけるようにしていたんですが、やはり「通勤」の運動量に比べると少ない。通勤だけじゃ無くて、社内での移動距離なんかも結構重要なんでしょうね。

記事に書かれている3番目の理由「コミュニケーションが増加し、組織の境界が減少している」というのは、うちの会社ではあまり感じられない現象ですね。元々昔から電話会議が普通に行われている会社だったし、皆さん忙しい人が多いから、Face-to-Faceの会議ならまだしも、複数人を集めての会議開催ってなかなか難しい。また、これは自分だけの特殊事情かも知れないけれど、仕事の相手の半数以上が海外(=主にアメリカ)だから、実は電話会議は時差の影響もあり日本時間での夜から深夜帯とか、たまに日本の早朝というのがメイン。これらは、元々以前から電話会議だったわけで、今から見返してみると、自分の一週間の会議のうち、今回のリモートワークが理由でそれまでの会議室の会議からリモート会議に変更されたのは、3くらい(合計2時間)だなぁ。考えてみたら、今回のコロナ禍以前から自分はリモートワークをしていたので、月曜日から木曜日の間の会議は基本リモートだし、出社していた金曜日にどうしても必要なFace-to-Faceの会議を組むようにして貰っていたので、まぁ当然と言えば当然なんですが。

コラムの最後に「無駄という偉大な時間」と見出しを付けて、通勤時間とか自宅での作業でもちょっとした休憩みたいなものが無くなり、それによって作業効率が下がっていることが書かれていますが、要するに「刺激を受ける時間」が減るんですよね、だから、自分もある時からリモートワーク中でも何か刺激があるように使用と色々やっていますが、それもなかなか難しい。最初は刺激であっても、続けて行くうちに不感になってしまうんですよね。上手く、そういう所を切り替えたり、それも機械的では無くランダムに色々な刺激が注入されるような仕組みなり生活が今一番重要だなぁと実感しています。そう言う意味では、ワーケーション何て言うのは、案外言いアイデアなのかも。

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