2020年8月26日

毎日新聞の怪しい写真

安倍総理の前回の診察時にも、戻ってくるときの写真で「顔色が悪い」と報道した毎日新聞ですが、同じタイミングで撮影した他社の写真と、あまりに映り方が違うと言うのでネット警察(笑)が動き、どうもトーンカーブ(RGBの設定値)を弄ってわざと「顔色を悪くしている」んじゃないか疑惑が発生。

実際、8月17日に慶応大病院から私邸に戻る車内の安倍総理の様子を撮影した日経新聞の写真

毎日新聞の写真を比べてみると、毎日新聞のカメラマンは、助手席のSPの顔の位置から察するに、ほぼ正面から撮影していて、日経新聞(共同通信カメラマン?)は、それよりも左手から撮影している違いはあります。それと、これは確証は無いけれど、多分日経新聞の写真はフラッシュを焚いてシンクした瞬間の画だけれど、毎日新聞の写真はフラッシュは焚かずに撮影した写真ではないだろうか。だから、写真で見る肌の色は、どちらも本来の色(例えば、日中自然光の下で見る肌色)とは違ってくるのは当然でしょうね。

TLで噂になっている、トーンカーブですが、確かに毎日新聞の写真のトーンカーブを見てみると、グリーンとブルーが一寸変な感じがする。それは少しだけ映っている、助手席のSPさんのマスクの右端のギザギザが、まん中当たりだけ妙に蛍光色っぽい光り方なのに、その上下は少し黴びたような黒色になっていることにも表れている気がします。これ、顔色を暗くしたために、その副作用でSPさんのマスクの暗いところに変な色調が出てしまったんじゃ無いだろうか。それに、安倍総理の顔色が悪いとすると、そのSPさんの顔色もにたようなものだし。少なくとも日経新聞の写真を見ると、SPさんの方が日焼けなのか少し黒っぽくて、安倍総理はそんなでも無い肌の色をしています。となると、毎日新聞の写真の色合いは、逆に不思議な気がしますねぇ、やっぱり。

昨日の記事でも毎日新聞は似たような写真を掲載していますが、ドライバーさんと比較しても、そんなに肌の色が変とは思えない。多分ノーフラッシュ撮影で、似たような構図を別のカメラマンが撮影して居るんですが、なんで同じような色調になるんだろうか。で、今回の記事の写真が異様に騒がれているのが、何故か安倍総理の掛けているマスクのゴム紐が、変な場所から生えているから。下のゴム紐は、明らかに耳たぶの上あたりから生えているように見えるし、上のゴム紐にしても、もっと耳に隠れて短く見えるんじゃ無いだろうか。実は長いゴム紐を縛った先っぽが見えているからという話。さらに不思議なのは、左側のゴム紐が下に垂れているように見えるんですが、左側は耳に掛けていないのだろうか。

で、毎日新聞のサイトに登録されているこの動画を見て理由が分かりました。
  1. 動画の14秒位に、この写真と同じシーンがスチル(静止画)で表示されてテロップが入るんですが、その画面でも右耳のゴム紐が外れているように見えます
  2. ただし、同じ画面で左側のゴム紐が上の写真では外れているように見えたのが、どうもゴム紐の先が長くて下に垂れている様子が分かります(先が切れている)
  3. ですから、耳の途中からゴム紐が出ているように見えるのは、多分その長い先をしたのゴム紐とまとめて垂れないようにしているから、では無いかと思われます
まぁ、毎日新聞も報道のプロなんだから、こう言う誤解を招くような写真は使わないようにするべきだよな。それとも、わざわざゴム紐が垂れた写真を使いたかったのだろうか。以前、羽田空港の新ルートのトライアルの時に、望遠レンズの圧縮効果を意識してなのか、スカイツリーや高層ビルに極端に接近して着陸態勢に入る航空機の写真などを使っているところがあったけれど、ああいう「都合の良い写真」を使うのは卑怯だと思う。それって、文章の中に嘘を混ぜるのと同じ事、あるいは誤解を生じることを承知でそう言う文章を書くことと同じですしね。写真だからこそ、少なくとも誰もが同じ理解を得られるようにして、そこから色々な意見が生まれるなら良いけれど、最初から特定の意見を生むことを前提にするような露出は、少なくとも詐欺行為に近い物だし、それを生業とするメディアがやってはいけないことだと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿